ユベントス会長「ピルロ監督の評価? 彼には準備期間が足りなかった」
――ピルロのここまでの仕事についてどのように評価していますか? まだ誕生して間もないユベントスですが、あなたたちが望んでいたような情熱がチームから感じられるでしょうか?
「我々を取り囲んだ世界が、ユベントスの敗戦を今か今かと待ち望んでいるかのように感じます」
「ピルロに足りなかったのは、プレシーズンの準備期間が欠けていたことです。そのため、開幕戦が彼にとってのデビュー戦となってしまいました」
「幹部役員としての経験が豊富なパベル(・ネドベド)やファビオ(・パラーティチ)、特にフェデリコ(・ケルビーニ)は、ピルロを正しくサポートしなければいけません」
「これから多くの壁にぶつかるはずですが、最初の壁にぶつかった瞬間に世界中が我々がした選択を強烈に批判してくると確信しています」
「そして、彼を支えるスタッフ陣、つまり、アンドレア、(イゴール・)トゥドール、(ロベルト・)バローニオ、(アントニオ・)ガリアルディ、そしてエキスパートな(パオロ・)ベルテッリを含むその他のメンバーですが、誰もが自らの役割をしっかりと自覚して働くモダンなスタッフ陣を見たのは、これが初めてです」
「彼らは、今後10年間で非常に偉大なカンピオーネとなる(マタイス・)デ・リフトにとっても理想的なスタッフ陣となるはずです」
――ユベントス対ナポリ戦後に話していましたが、今ようやくスポーツ裁判所の判決が出ました。この判決についてどう思いますか? この判決の後にナポリが上告することを発表しています。さらに複雑な問題が生じると考えていますか?
「この件に関して、我々は間接的にしか関わってはいません。この件は、ナポリと懲罰委員会や開催者であるレガ・セリエAの間で片を付けるべき話であって、我々とは全く無関係なことです」
――万が一、ナポリの上告が聞き入れられ、仮定として1月13日に再試合することになった場合、あなたたちはその判決に異議を申し立てますか?
「我々はプロトコルを守っています。ピッチへと向かい、もしホーム戦なら我々がボールを用意し、アウェイ戦ならボールを用意してくれるのを待つ、ただそれだけです」
「この件に関して我々は、『試合をするかのか、しないのか』ということにしか関心がありません」