スアレスの不正問題にユベントスCFO「我々に隠すことは何もない」
――一方で、アンドレア・ピルロの仕事ぶりについてはどのように考えていますか? 我々は、彼がすぐに2人の若手を起用したということに驚かされました。つまり、彼には勇気があると言えますね。
「こういった内容の質問なら、少しはまともに答えられそうだね。確かに、アンドレアについては我々はよく知っているよ。それについては、彼がここに来てからずっと繰り返し話していることだね」
「勇敢で閃きのあるジョカトーレだったわけだから、指導者となった今もそれは変わっていないと思うよ」
「つまりそれは、このレベルでプレーするに相応しい選手たちのトレーニングを観察することで得た勇気なのかもしれないね」
――もし今日ここでジェコと会えば、彼に何というつもりですか?
「いつもしているように、対戦相手のほぼ全ての選手たちと同様に彼に挨拶するつもりだよ。中でも、ジェコのような偉大なジョカトーレなら、なおさら喜んで挨拶したくなるね」
「とはいっても、少し変な感じがするよ。我々のチームに加入したジョカトーレよりも、交渉成立に至らなかったジョカトーレについて多く話すことは、おそらくこれが初めてのことではないかな」
「この話がよく話題になっていたから繰り返し言わせてもらうけれど、メルカートは好機に応じて行われるんだよ。前日に起こらなかったことが翌日に起きたりするものなんだ」
「メルカートを行う者のスキルは、柔軟であって創造的であり、変化する状況に対応できる点が問われる。実際のところ、我々はそのように行動したんだ」
「我々はまずアルバロ・モラタについて調査をし、獲得しようと考えていたよ。でもアトレティコ・マドリードは、レンタル形式での放出を拒んでいたために、レンタルでの獲得の可能性が閉ざされていたんだ」
「それにより、我々はジェコの獲得を目指そうとしたよ。おそらく、アルカディウシュ・ミリクに関する取引が予定通り上手く行っていれば、我々の下にジェコが来ていたんじゃないかな」
「それと同時に、幸いにも我々はモラタに関する動向も引き続き追っていたんだ。そして、アトレティコ・マドリードがレンタルでの放出を承諾した瞬間に、直ぐに獲得したというわけさ」
「彼は、我々が必要としていた特徴にピッタリと当てはまるジョカトーレだから、ユベントスに来てくれたことをとても嬉しく思っているんだ」
「もちろん、ジョカトーレとしてだけではなく、1人の人間としても我々は彼の加入を喜んでいるよ。ユベントスの環境全体が、彼に対してとても強い愛情を抱いているからね」
「彼は我々の1人であり、彼もそのことを強く感じてくれていると思っているよ」