ピルロ、ユベントスでの初陣勝利に満足「集中力を維持し、決定的な瞬間に冷静だった」
――現在私たちは、あなたのフットボールアイデアについて理解しようと研究しているところです。あなたは守備陣の前に2人のチェントロカンピスタ・チェントラーレ(セントラルMF:CMFの意)を置きたいのではないかと考えています。
この試合で言えば、(アドリアン・)ラビオとマッケニーでしたね。あなたのチームにとって理想的なMFとは、どのような特徴を持った選手ですか?
「我々には現在4人のCMFがいる。特徴からして2人のチャントラーレ(中央のMF)を配置した方がうまく機能すると私は考えているんだ」
「つまり、その2人はプレーメーカーでもなければ、メッザーラ(インサイドMF)でもないってことになるね。そうすることで、守る時には4人のDFと2人のCMFで守り、攻撃の組み立てでは、3人にこの2人を加える方法を試みている」
「この戦い方でここ数日間は取り組んできたけど、近い将来は別の戦い方も試してみようとは思っているよ」
――クリスティアーノ・ロナウドについて伺いますが、あなたは36歳の時にイタリアでプレーすることを止めてアメリカに旅立ちました。つまり、ある年齢に達するとフィジカルコンディションを維持することが難しくなってくることを良く分かっていると思います。
そのことについて彼と話をしましたか? レアル・マドリードで、ジネディーヌ・ジダン監督は彼を何試合かで休ませていましたね。
「それについては勿論考えているし、彼とも話をしたよ。今のところは、まだシーズンが始まったばかりだから問題は生じていないけれど、彼がいなくても大丈夫そうな試合や早い段階で決着が付いたよう試合では休ませるつもりでいる」
「反対に重要な試合や難しい試合では少し長くプレーしてもらうよ。彼は、自分自身のフィジカルコンディションを良く分かっている賢いジョカトーレさ」
「だから、いつ休むべきか、いつプレーすべきかを良く分かっている。だから、これについては彼次第となるはずだが、毎日そういう話をするつもりさ」
――今日は(デヤン・)クルゼフスキとロナウドをFWとして起用して試合を行いました。現在噂されているセンターフォワードが加入や、(パウロ・)ディバラが復帰した際には、この3人、或いは4人の前線の選手たちを同時に起用することは容易なことですか?
「それについては、その時に試してみることにしよう。どちらにせよ、ちゃんとバランスが取れていなければいけない」
「試合中にバランスをもたらすことができる特徴さえあれば、クオリティーの高い選手が加わることには賛成だ」
「我々としては、そういった選手をできるだけ多くプレーさせるための解決方法を見つけるつもりでいるさ」
コメント
柔軟で多彩で、個性とシステムの調和が見事だった。
監督の立派なあらすじと、選手が描く細部に見とれた。
準備期間がどれほどだったのか忘れてしまうくらいでした。
プレイヤーとしても良い意味で不気味なくらいのことしていたけれど、監督でもそうあることになりそう。
しかしながらこれから伸び代がまだまだあるチームということが末恐ろしい。
大きい夢を見るのに充分な説得力があった初戦でした。
じゃああとはそのオリジナルのプランを
選手たちが体現できるかですね。
アルトゥールも見たかった。
今シーズンも引き続き、交代枠が5枚なので
それもどう影響するのか。
けが人もなく、失点もなく
本当に素晴らしい開幕戦でした。