ピルロ、ユベントスでの初陣勝利に満足「集中力を維持し、決定的な瞬間に冷静だった」
――スターティングメンバーのチョイスについて伺います。調子が良く、あなたが好んでいる選手の(ウェストン・)マッケニーが先発入りをする候補の1人だということは分かっていました。
一方で、サプライズとなったのは、U-23に所属する(ジャンルカ・)フラボッタの起用です。勇気のあるチョイスでしたが、良い返答が返って来ましたね。
「フラボッタは素晴らしい試合をしたよ。先日アレックス・サンドロが負傷してしまったから、我々と一緒にトレーニングをおこなっている彼を選ぶことにしたんだ」
「彼を起用することに問題は何もなかったよ。戦い方を良く理解しているし、熱心にトレーニングに取り組んでいるジョカトーレだから、その他の選手たちと一緒にプレーさせることにリスクはなかった」
「アメリカ人MFに関して言えば、ひたむきに努力しているジョカトーレだし、ここに来る前にドイツですでにトレーニングを開始していた」
「だから、他の選手たちよりもフィジカル的に良いコンディションだと思い起用したんだ。彼は良い試合をしたけど、組み立ての段階で何度かミスもあった」
「もう少し良いパフォーマンスができたとは思っているが、彼にとってここでの最初の公式戦だったわけだから今回は水に流すさ」
――あなたのフットボールのアイデアは、ジョゼップ・グアルディオラ監督が率いたバルセロナやカルロ・アンチェロッティ監督が率いたミラン、そしてアントニオ・コンテ監督のユベントスがミックスされたものですね。
これらの中のどれくらいの要素を選手たちに理解させることができましたか? また、理解させるためにどれくらいの時間がかかると考えていますか?
「時間がかかるのは間違いないだろう。これら3チームがしていた戦い方を上手く表現できるようになるのは難しいことだけど、私はどの監督のアイデアもコピー&ペーストするつもりはないんだ」
「私には私自身のアイデアがある。だから、私だけでなく世界中が驚かされたこれら3つのチームからヒントを得ようとは思っている」
「我々にはあまり時間はないし、ここまでもそうだった。代表組がチームに合流してからまだ約1週間しか経ってはいないし、全員が一緒にトレーニングをした期間は約10日間しかないからね」
「その中で、練習試合はノヴァーラとしかできなかった。でも、今日の試合やその練習試合で何かしら見ることはできたよ。私のアイデアに近いフットボールができるようになるまでには、時間がかかると思っている」
「それに、まだ必要な駒が足りていない状況だね。それでも現在起用できる選手たちで、もっと良い試合をしていきたいと思っているよ」
コメント
柔軟で多彩で、個性とシステムの調和が見事だった。
監督の立派なあらすじと、選手が描く細部に見とれた。
準備期間がどれほどだったのか忘れてしまうくらいでした。
プレイヤーとしても良い意味で不気味なくらいのことしていたけれど、監督でもそうあることになりそう。
しかしながらこれから伸び代がまだまだあるチームということが末恐ろしい。
大きい夢を見るのに充分な説得力があった初戦でした。
じゃああとはそのオリジナルのプランを
選手たちが体現できるかですね。
アルトゥールも見たかった。
今シーズンも引き続き、交代枠が5枚なので
それもどう影響するのか。
けが人もなく、失点もなく
本当に素晴らしい開幕戦でした。