ポルトガルが有力か

「アタテュルク・オリンピヤト・スタドゥ」は、今シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ（CL）の決勝戦が行われるスタジアムだ。

そしてこのトルコ最大の“ピッチ”は2004/05シーズン、決勝戦で「イスタンブールの奇跡」が起こった場所である。

今シーズン、「奇跡」以来の決勝戦開催ということもあり、「再現」を期待していたフットボールファンの楽しみを奪う可能性が浮上している。

アメリカ紙『The New York Times』は29日、CLの決勝戦をイスタンブールでは開催されず、ポルトガルで開催される可能性を報じた。

同紙は「トルコは新型コロナウイルスのパンデミックによって、引き起こされた危機に直面している」

「大会を主催する欧州フットボール連盟（UEFA）の広報担当者は同紙に『まだ何も決定いしていない』と訴えるが、現時点で開催を続行するのはあまりにも無謀だ」と強調した。

トルコは現在まで、162,000人の感染者を出し、死者は4,489人を数える状況だ。

つづけて「スペイン紙『MARCA』や『AS』などは、『リスボンでの開催が現実的だろう』としている」と強調した。

ポルトガルは現在までの感染者は31,946人に留めており、死者も1,383人と欧州なかでもウイルスの“抑え込み”に成功しており、必然的に「候補地」に挙がっているようだ。

「イスタンブールの奇跡」の再現を期待していたフットボールファンにとっては、UEFAの決断を待ちたいところだろう。

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