大御所ディ・マルツィオ、ユベントスとの秘話を明かす「テベスの移籍は危険が伴った」
2020/04/10
Telegraph
「彼からは『レストランにテベスとその代理人、(ファビオ・)パラーティチ、(アントニオ・)コンテ、ユベントスの秘書がいる』」
「『だから、テベスがユーベに移籍することを記事にしてください』ってね。だが、我々はすぐに報じたりはしない」
「情報を“精査する”必要がある。クラブとの信頼関係を大事にしたいからね」と篤実な性格を伺わせるコメントを残す。
つづけて「いつものようにクラブと選手の代理人に確認したんだ。パラーティチは『少し待ってくれ。マンチェスター・シティは何も知らないんだ』」
「『ここでことが露見(ろけん)すれば、交渉は破談に終わる。だから報じないでくれ』と頼まれたんだ」
「だから私は“この交渉は最終段階に入っているな”と踏んだ。記事は『ユベントスがテベスに近づいている』ということだけを報じたよ」
「数日後、テベスはトリノにいて、正式にビアンコネーリの選手になっていたよ」と秘話を明かした。
その後、このアルゼンチン人FWがユベントスにもたらした功績を考えるとディ・マルツィオは「影の功労者」なのかもしれない。