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「今シーズンではなく来シーズンの話をすべきだ」

新型コロナウイルスはイタリアで甚大な被害を被っている。死者はすでに7000人を超える勢いだ。

セリエAは中断してから2週間以上が経過。サンプドリアのマッシモ・フェレーロ会長は今シーズンの終了を主張した。

フェレーロ会長はイタリアメディア『Radio Radio』に24日、出演。その場で今シーズンの展望を語った。

このカルチョ界きっての“名物会長”は「私個人の意見になるが、今シーズンのセリエAは終了すべきだ」

「私がこんなことをいえば（クラウディオ・）ロティートに殺されるだろうがね（笑）」と勝ち点差「1」にいるラツィオ会長を“牽制”した。

つづけて「セリエBではヴェネベントが勝ち点『69』を獲得し、首位を独走しているね（2位クロトーネ：勝ち点49）」

「彼らが不平をいっているか？ 現在の状況下で大事なことはカルチョではない。人命だ。今シーズンの終了を真剣に考えるべきだ」と主張した。

さらに「当初は4月から再開の予定だったが、5月に再開が予定されている。シーズンは8月まで行われることになる」

「だが、それもすべて『予定』の状況だ。今シーズンではなく来シーズンの話をすべきだ」とシーズンの終了を訴えた。

イタリア紙『La Repubblica』は24日、「今シーズンを無効とし、来シーズンは22チームで開始されるべきだ」と主張している。

多数死者を出しているイタリアだが、新型コロナウイルスの早期沈静化を切に願いたい。