「これは真の協力精神である」

新型コロナウイルスの影響を受け、今シーズン終了後に開幕を控えていた欧州選手権（EURO）2020の開催が不透明な状態にあった。

UEFA（欧州フットボール連盟）は17日、大会の中止を決定するという苦渋の決断に至った。同日、同連盟の公式サイトが発表した。

アレクサンデル・チェフェリンUEFA会長は「どの大会もファン、スタッフ、選手の健康は我々にとって最優先事項である」

「その精神でUEFAの加盟国はさまざまな選択肢を提示して、今シーズンのリーグ戦が安全に終了できる考えを示した」

「そしてEURO2020の開催を1年後の2021年に開催することに同意してくれた。この決定に賛同してくれた“フットボールファミリー”の反応を誇りに思います」

「これは真の協力精神である。誰もが最高の結果を達成するために『何かを犠牲にしなければならない』と認識してくれました」と延期の経緯を説明。

全世界のフットボールファンにとって、楽しみにしていた4年に一度の欧州選手権だが、あらゆる安全を考慮したUEFAの決断を尊重すべきだろう。