伝統の一戦“トリノ・ダービー”はユベントスに軍配! 敵地で勝ち点「3」を奪取
均衡を破ったのはCBのデ・リフト
後半もポゼッションを高め、敵守備陣にほころびを作り出そうとするユベントス。しかしトリノの集中力も落ちることはなく、時間だけが経過していく。
すると54分、クアドラードのロストからカウンターを見舞われる。あわやピンチとなりそうな場面だったが、ベンタンクールがイエローカードと引き換えに相手アタッカーを阻止。九死に一生を得る。
56分、今度はビアンコネーリに好機が訪れる。
自陣からのカウンターで一気に駆け上がったディバラが、走り込んできたC・ロナウドへパス。
角度のないところからの難しいシュートだったが、これは相手GKのファインセーブに阻まれネットを揺らすことはできない。
流れをつかみたいユベントスは60分、ディバラに代えてFWゴンサロ・イグアインをピッチへ送り込む。
さらに攻撃のギアを上げるビアンコネーリ。サッリはベルナルデスキに代えてMFアーロン・ラムジーを投入。得点を奪いにかかる。
すると69分、イグアインがチャンスを呼び込む。
右サイド深くで得たフリーキックをこのアルゼンチン代表が身体を巧く倒しながら強烈なボレー。非常に精度の高いシュートだったが、これも相手GKに弾かれてしまう。
再三トリノゴールに迫るユベントスだが、ついに待望の瞬間を迎える。
70分、コーナーキックで流れたボールをイグアインが中央へ折り返す。これをエリア内で待ち受けたデ・リフトが右足で叩き込み、ついに先制。試合は0−1へ。
リードを得たユベントスはベンタンクールを下げてMFサミ・ケディラを投入。攻撃の手を緩めない。
さらに突き放しにかかるビアンコネーリは78分、C・ロナウドが中距離からドライブのかかったフリーキックでゴールを狙う。
ゴール前でバウンドする処理が難しい軌道のボールだったが、これは敵GKの正面へ。追加点には至らない。
その後も攻勢をつづけるユベントスは94分に同点弾を決められそうになるが、オフサイドの判定に助けられピンチを脱出。
インテンシティの高い相手の守備に苦しめられたものの1点を守りきり、敵地で価値ある「3」ポイントを獲得した。
▼試合結果
トリノ 0-1 ユベントス
▼得点者
デ・リフト 70’
著者:J-JOURNAL 編集部 座間 遼祐
コメント
デリフト初ゴール!なんかやってくれると思ってた!
相変わらずなぜかハンド多い特性どうにかしてほしいですけどね笑
ディバラトップ下で使っちゃダメなんかな。イグアインロナウドの後ろにディバラってちょっとやってみてほしいけど、ディバラじゃ相手の中盤に対して守備的な強度が足りないってことなんかな。