【JJパジェッレ】CLグループステージ第2節 ユベントス対レヴァークーゼン
ケディラ(73分までプレー) 【6.5】
敵陣まで侵入して最終ラインへプレスを掛けるなど、ボールの展開を読みながらレヴァークーゼンの攻撃の芽を摘んだ。さらに気の利いたポジションニングでビルドアップをサポート。バイタルエリアでの仕事は少なかったものの、一挙手一投足が高い貢献度を誇った。
ピアニッチ 【7】
長短のパスで相手の守備ラインを翻弄。予測させないスムーズなパスワークはチームにリズムを与えた。67分にはCKをファーポストに直撃させるなど得点の匂いも感じさせ、セットプレーでも持ち味を発揮。またカウンターの起点となるボール奪取も目立った。
マテュイディ 【6.5】
チームがハイプレスを掛けたときに的確なポジショニングでボール奪取の役割をこなした。攻守が切り替わる際(トランジッション)のスピードはこの試合でも冴え渡っている。C・ロナウドとの連携も良く、ユベントスでは替えのきかない選手だと再認識させた。
ベルナルデスキ(77分までプレー) 【6.5】
FW2人が作ったスペースに積極的に走り込み、相手CBにプレッシャーを与えているなどトレクアルティスタ(トップ下)として縦への推進力を見せた。度々味方のサポートが遅れて孤立する場面もあったが、62分にはイグアインのパスからチームの2点目をマーク。先発起用に応えている。
クリスティアーノ・ロナウド 【6.5】
試合序盤は相手のマークを受けて自由に仕事ができず。後半はスペースを見つけることに成功し、57分にはクアドラード、74分にはイグアインから絶妙なパスを受けてPA内中央で絶好のチャンスを得るも、シュートはGKに読み切られた。この試合のゴールはお預けかと思われた88分、ディバラのパスを受け3度目の正直。最後は再三抑えられていたGKの股を抜いてダメ押しの3点目を決めた。
ベンタンクール(72分から出場) 【6】
ケディラとの交代でピッチへ。ピアニッチとポジションを入れ替えながら攻守において貢献。与えられた役割をそつなくこなした。
ラムジー(77分から出場)【6】
ベルナルデスキに代わりトップ下のポジションへ。前線で守備に走りレヴァークーゼンに攻撃の糸口をつかませなかった。
ディバラ(83分から出場)【6.5】
短時間で結果を出した。88分にベンタンクールから縦パスを引き出し、相手の股を抜くスルーパスでC・ロナウドの得点をアシスト。決定機を逃し続けていた背番号「7」を最後に満足させたのはビアンコネーリの背番号「10」だった。
サッリ監督 【7】
セリエAのブレシア戦とSPAL戦で起用したラムジーではなく、ベルナルデスキをトップ下に据える意外な選択をした。また2トップはイグアインとC・ロナウドで、ディバラはベンチからのスタート。前線はクオリティの高い選手が揃っていることから選択肢が豊富にある。途中出場したディバラもしっかり期待に応え、チームに多彩な攻撃パターンがあることを証明した。サッリは次のインテル戦ではどんな布陣を採用するのか。インテルのコンテ監督も頭を悩ませていることだろう。
著者:J-JOURNAL 編集部 オキナウェーゼ・宮城