「本職SBゼロ」のユベントス、ホームでSPALを下し3連勝! CLへ弾みをつける
後半、リードを広げたいユベントスは51分、ラムジーの激しいプレッシングからボールを奪う。その後ボールを受けたディバラが右45度の角度から左足を振り抜く。しかしこれは惜しくも枠の外に飛んだ。
攻撃の手を緩めないユベントスは54分、C・ロナウドが強引な仕掛けから裏へ抜け出し、浮き玉のクロス。これをケディラが頭で合わせるも、シュートはGKの正面で抑えられた。
60分、サッリはケディラに代えてMFエムレ・ジャンをピッチへ送り出す。
さらに65分、トップ下で輝きを放ったラムジーを下げ、WGフェデリコ・ベルナルデスキを投入。フレッシュな選手でギアを上げて相手を突き放しにかかる。
68分、ディバラとのコンビネーションからC・ロナウドが抜け出しシュート。だがここでも相手GKベリシャのセービングが冴えわたり追加点には至らなかった。
試合を決めたいユベントスは72分、ピアニッチの絶妙なロングボールからディバラが裏へ抜け出す。しかしこれはわずか数センチ届かずボールはそのままラインを割ってしまう。
74分、今度はC・ロナウドがピアニッチのパスを受け強烈なシュートを放つ。しかしここでもベリシャがファインセーブ。追加点を奪うことができない。
77分、ラビオに代わってMFロドリゴ・ベンタンクールを投入。3人目の交代カードを切って勝負に出る。
すると78分、ついに「そのとき」が訪れる。
左サイドでユベントスがボールを奪取するとそのままピアニッチが裏のスペースへスルーパス。そこに抜け出したディバラが左足でクロスを送り、最後はエリア内でフリーになったC・ロナウドが頭で合わせ追加点。試合は点差を2に広げた。
89分、敵陣でボールを受けたディバラが相手を寄せ付けない絶妙な間合いのドリブルで切り込み、右足を振り抜く。しかし惜しくもこれは枠の外。試合を決定づける3点目とはならなかった。
その後は攻め込まれる場面もあったが、課題となっていたセットプレーでも冷静に対応しクリーンシートを達成。
負傷者をおおく抱えるユベントスながら、4-3-1-2の新システムが上手くハマり3連勝を記録している。
本職のSBがいない難しい状況を乗り越えホームで勝ち点「3」を獲得。1日のUEFAチャンピオンズリーグ第2節レバークーゼン戦へ弾みをつける勝利を手にした。
▼試合結果
ユベントス 2-0 SPAL
▼得点者
ピアニッチ 45’
C・ロナウド 78’
著者:J-JOURNAL 編集部 座間 遼祐
コメント
やっぱこのチームの中心はピアニッチかな
どれだけ彼をプレーしやすくさせるかが一番大事なように感じます
ラムジーが色んなとこ顔出してくれるから今はプレーしやすいのかな
個人的にはロナウドディバラ云々より、ピアニッチに最大限の自由を与えられるようなシステムであればいいのかなー、と思います
ベリシャ、ビッグセーブ連発しすぎ
下手なキーパーだったら、ディバラ1ゴール、ロナウドハットいってたかもしれないですね