白熱の頂上対決、ユベントスが劇的ゴールで制する
2014/10/06
セリエA第6節、両者開幕5連勝で迎えたユベントスvsローマの一戦は、3-2でユベントスが勝利した。
この勝利により、ユベントスは開幕6連勝でセリエA単独1位となった。
スターティングメンバーは、GKがブッフォン、ディフェンスは左からキエッリーニ、ボヌッチ、カセレス、中盤は同じく左からアサモア、マルキージオ、ピルロ、ポグバ、リヒトシュタイナー、前線にはテベスとジョレンテが並んだ。
前半26分、ユベントスがペナルティエリア付近でFKのチャンスを得ると、ピルロが蹴ったボールがマイコンの手に触れハンドの判定を受ける。ローマの選手が激しく抗議するも判定は覆らなかった。このPKをキッカーのテベスが力強く決めユベントスがこの試合幸先良くスタートを切る。
しかし、その直後の31分、ローマにすぐ1点を返されてしまう。
キエッリーニが与えたFKからMFのピアニッチがクロスを上げると、ペナルティエリアでリヒトシュタイナーがトッティを倒したという判定を受けローマにPKを与えてしまう。キッカーはトッティ。落ち着いて決められすぐに1-1の振り出しに戻る。
その後、両者拮抗した試合展開が続く中、44分逆転を許してしまう。
前線でジェルビーニョがボールを得ると、ドリブルで中に切り込んでペナルティエリアに走りこむイトゥルベにスルーパス。
ユベントスのDFの裏をついたスルーパスがイトゥルベに渡ると、これをイトゥルベが落ち着いて決め1-2とされてしまう。
このまま前半が終わるかと思われた45分、次はユベントスが振り出しに戻すことに成功する。
ポグバがペナルティエリアに侵入すると、ピアニッチに倒され再びPKの判定。これをまたもやキッカーのテベスが決め2-2とする。
前半だけでイエローカード6枚が入り混じる激しい展開の試合であったが、後半に入ると両者落ち着いた。
お互い決定的なチャンスを作るも得点に結びつかず、2-2のまま試合が終了するかと思われた86分、レオナルド・ボヌッチがこの試合の行方を決定付けることとなる。
CKを蹴った直後、右サイドにポジションしていたテベスにボールが渡って上げたクロスをクリアされると、クリアボールを待ち構えていたDFレオナルド・ボヌッチがペナルティエリアの外から力強くボレー。タイミング良く合わせたシュートはGKの手前で落ちて強烈にゴール左下へ突き刺さり3-2。
その後、マノラスとモラタが競り合う中で乱闘に発展し、両者レッドカードで退場する場面もあり、今季これまでの試合における展開とは違った激しい内容の試合であったが、白熱した頂上対決はユベントスが王者の意地を見せることができた。
次戦は10/18、アウェイでサッスオーロと対戦する。
(Photo:『Juventus.com』より)
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