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コラム : 試合結果と敗因 -アトレティコ戦-

2014/10/02


敵地ビセンテ・カルデロンで1-0の敗戦を喫し、公式戦6戦連勝がストップしたユベントス。
1-0という結果が示すように、この試合においてユベントスとアトレティコ・マドリードの間にはそれほど大きな実力の差は無かったように見えた。しかし、6連勝を挙げてきたユベントスの攻撃陣は全くというほど機能せず、ゴールチャンスどころか前線にボールを運ぶことさえも苦労していた。
アッレグリ監督も言うように、結果的には後半に生まれてしまったユベントスの稀なミスを逃さなかったアトレティコにゴールチャンスを与えてしまった。ユベントスは持前の守備力を、この日も大部分の時間で発揮できていたため鋭いアトレティコの攻撃を防ぐことができていたが、少なくとも点差から想像される「拮抗した戦い」には写っていなかったように思う。
『UEFA.com』が公表した試合結果をもとに、簡単に敗因を考えてみる。
◆ 試合結果

この試合、試合を通して感じた方も多いと思われるが、ボール支配率をみると、ユベントスが61%、一方のアトレティコ・マドリードが39%とユベントスが圧倒的にボールを保持していた時間が長いことが分かる。しかし、このボールポゼッションに対し、シュート本数はユベントスが5本でアトレティコ・マドリードが8本とアトレティコの方が多い。さらに枠内シュート本数をみると、アトレティコが2本となっており、アトレティコの鋭い攻撃をユベントスがいかに上手く防いでいたかが伺えるのであるが、対してユベントスは0本である。今季開幕から公式戦6試合の平均シュート本数20本、平均枠内シュート本数7本という結果と比べても、あまりに悪い結果である。ある意味、いかにユベントスが守備に集中していたのか、とも言い換えられるのではないだろうか。「引き分け狙い」であると評されるのも無理はない。
また、両者のパスの本数をみると、ユベントスが479本に対し、アトレティコが222本と倍以上の本数のパスを出していたようだ。さらにユベントスのパス成功数は431本、成功率が89.9%と数字上では評価されるべき結果が出ている。
確かに、アッレグリ監督がインタビューで答えていたように、ポゼッションをもって相手の攻撃を抑止するという目的は達成されているのかもしれない。
しかし、このパス成功数とボール支配率を攻撃に活かすことができなかったことがはっきりと表れている結果からいえば、ユベントスがこの試合において送ったパスの意味合いは乏しい。また、この試合において何よりも重視せざるを得なかったアクションが、ポゼッションによって攻撃を止めるということであるならば、今ヨーロッパにおけるユベントスの躍進には期待しづらい。ただ、それが采配上の誤りであったのか、そうせざるを得なかったのかはアッレグリ監督や選手達にしか分からない。したがって、1試合で限界と評するのは早過ぎるというのはもちろんであるが、この試合においては、ユベントスはアトレティコの戦い方に合わせざるを得なかったのではないかと想像する。
◆各選手の成績


これは、両者の試合における個人成績である。
ユベントスの各選手の成績を見ると、この試合における479本というパスのうち、最もパスを送っているのが84本でキエッリーニとなっており、他の選手よりも圧倒的な数のパスをキエッリーニが送っていることが分かる。全体に占める割合は17.5%となる。またキエッリーニに次いでパス本数が多いのは、ボヌッチとマルキージオで62本である。
ここにアトレティコの戦術を想像することが出来る。
このような結果が出ているのは、少なくともユベントスが攻撃の打開策として、意図的にキエッリーニにボールを集めたことが要因ではないだろう。2番目のパス本数である62本よりも20本以上パスが多いというこの結果は、推測するにアトレティコが攻撃のキーマンとなり得る前線や中盤の選手に対し密接なマーキングを徹底することにより、キエッリーニにボールを集める状況を生み出そうとした結果であるように思える。加えて、ユベントスで最も攻撃の打開の恐れが低い選手に意図的にボールを集めたのではないだろうか。確かに前線に上がることによって、守備に戻るリスクを伴うDFであればなお効果的だろう。
恐らく、DFの中において、さらにマーキングを重視する選手を区別してプレスを行うことで、キエッリーニへボールを集めるという「攻撃抑止法」を採ったのではないだろうか。あくまで想像であるが。
ユベントスは、アトレティコの弱点を突く戦術ではなく、アトレティコの長所を活かさせない戦術方法でこの試合において優勢としたかったのだろう。しかし、結果的にユベントスは「攻撃」を失い、わずかなミスによって1点を取られてしまった。
「引き分け狙い」であるかは想像しずらいところであるが、少なくとも守る事を重視した戦術方法をとっていたことは成績が表しているのではないだろうか。
次には頂上対決となるセリエA第6節のローマ戦が待っている。
この敗戦の影響を感じさせないような戦いぶりでローマに勝利し、ユベントスサポーターを安心させてくれることを期待したい。

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category: コラム
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