「彼は世界でも屈指のディフェンダーだ」

この数日間、世界中のユベンティーニの間ではDFマタイス・デ・リフト（19）獲得の話題で持ちきりだ。

一度はビアンコネーロへの加入が遠退いた同選手だが、現在はユベントスへの移籍がほぼ確実視されている。

このアヤックスの若きカピターノに関して、かつてミランやビアンコネーロで指揮を執った“名将”ファビオ・カペッロ氏もその実力を高く評価しているようだ。

現地時間24日、イタリア紙『Corriere dello Sport』が同氏のコメントを伝えている。

弱冠19歳にして今季はオランダの名門でアームバンドを巻き、UEFAチャンピオンズリーグ（CL）ベスト4の原動力として活躍したデ・リフト。

このオランダ代表DFについてカペッロ氏は「仮にユベントスが彼と契約した場合、カンピオナートでの争いはもう終わったも同然だ」

「デ・リフトは世界でも屈指のディフェンダーだ。彼がアヤックスでやっていたように、チームはCB2枚で守ることも可能になる」とその実力に太鼓判を押す。

さらに「ユーベは彼とともに大きな成功を収めることができるだろう」

「だが、もし彼なしでシーズンを戦うのなら、他のチームはユベントスにもっとプレッシャーをかけることができる」とつづけ、デ・リフトの加入がビアンコネーロにとっていかに重要であるかを説いた。

現在、イタリア屈指の名将も絶賛するこの19歳は「ユベントスへの移籍は“秒読み段階”にある」とも言われている。

公式の発表はまだ出されていないが、この若き才能がビアンコネーロのシャツを身にまとう姿を見られるときも、そう遠くないかもしれない。