ラツィオ会長が心情を口に「もしS・インザーギ(監督)がユベントスに行くと言ったら…」
「このクラブに監督問題があるとは思わないが…」
昨日、ユベントスのアッレグリ監督が、今シーズン限りでクラブを去ることが発表された。
後任候補として、名前が挙がっている内のひとりである、ラツィオのシモーネ・インザーギ監督について、同クラブのクラウディオ・ロティート会長が口を開いた。
現地時間17日、イタリアメディア『Corriere dello Sport』が、ラツィオ会長のコメントを伝えている。
「シモーネ・インザーギの去就?私は監督問題がクラブにあるとは思っていない」
「インザーギは私にとって、選手としても監督としてもラツィオの歴史に名を残している男だ。まさにラツィオにいるべきだよ」
「もし彼がユベントスに行くと私に申し出たら、心から傷つくね」
「インザーギはクラブの成長を助けてくれているし、私との関係も良好だ。ぜひこのままラツィオに居てほしいと思っている」
「彼は(移籍の噂が取り沙汰されていたセルゲイ・)ミリンコヴィッチ=サヴィッチを売らないでくれ、と頼んできた。だから、彼の願いを聞いて売却はしなかった」
「インザーギがユベントスに行くなんてことは全く考えていないよ。とはいえ、人生では予期せぬことが起きたりもする」
「彼はいつだって、ラツィオ・カラーを示してくれた。だが、今の彼がどうしたいと考えているかはわからない」
「確かに、ユベントスでの指揮は魅力的かもしれない。だが、ラツィオも魅力的だ。フットボールはお金が全てではない」
インザーギ監督の移籍を想定していない、と言いつつもその可能性があることは否定できなかった。
ユベントスが同監督にアプローチをしたとき、どのような答えが返ってくるのだろうか。
また、アッレグリとアンドレア・アニェッリ会長は本日18日の14時(日本時間の21時)に記者会見を行う予定になっている。