sport.sky.it

プリマヴェーラの若き才能

セリエA第27節のウディネーゼ戦を4-1と制したユベントス。

そのチームで初めてトップデビューを果たした選手がいる。今季ビアンコネーロのユニフォームでプリマヴェーラを主戦場として戦っているMFニコルッシ・カヴィーリャだ。

この2000年生まれのイタリア人MFはビアンコネーリのU-18において非凡なアイデアとテクニックを武器に攻撃を牽引。チームにリズムを与える1人となっている。

そんな同選手は、7日のウディネーゼ戦でこの日ドッピエッタを達成した19歳、FWモイーズ・キーンとの交代で80分にアリアンツ・スタジアムの芝を踏んだ。

セリエCを戦うユベントスU-23でも経験を積んでいるニコルッシだが、トップカテゴリーで多くのティフォージから期待の眼差しを受けピッチに立ったのは初めてのこと。

この新星MFは、ビアンコネーリの一員としてトップデビューを果たしたことに特別な感情を抱いているようだ。試合後には、自身のSNSで「僕の人生で最も美しい日」と喜びを綴っている。

攻撃的MFとしてのプレーもさることながら、ブロンズの髪をなびかせプレーする風貌からは「プリンチピーノ（小さな王子）」としてユベンティーニにいまなお愛されるMFクラウディオ・マルキージオの若きころを思い起こさせる。

ユベントスの未来を担うこの若き才能はこれからどのような成長を遂げていくのか。多くのユベンティーニが期待し、見守っていることだろう。