ユベントス・プリマヴェーラ、土壇場の連続ゴールでインテルとのダービーはドロー
2018/10/30
calcio.it
後半に入り、徐々に雨も弱まりピッチを攻略し始めた選手たちはハイテンポに試合を進める。そこでチャンスをものにしたのはインテルだった。
ユベントスは49分、左サイドを破られクロスボールを許す。一度はDFがクリアするも、そのボールをゴール前にいたインテルのサルシドに拾われ、あっさりとゴールに突き刺された。
さらに60分にはバックパスの処理ミスからカウンターを受け、最後はまたしてもサルシドに得点を許しトリプレッタを達成される。
2点のビハインドを負ったユベントスは70分、MFニコロ・ファジョーリとSBマッテオ・ピネッリをピッチに送り出し流れを引き戻しにかかる。
一進一退の攻防が続く中、78分にスタジアムの停電により試合が一時中断。
再開直後にもピンチを迎えたユベントスだったが、失点を免れたことで反撃に転じる。85分には右CKの流れからDFペレイラ・セッラーオがヘディングシュートを決めて1点差。
さらに87分には、FWエリア・ペトレッリの強烈なボレーシュートがインテルのGKを強襲。同点ゴールの匂いを感じさせる。
そして迎えた88分、左サイドからのクロスボールを大外でフリーになっていたFWダヴィデ・ディ・フランチェスコがヘディングでゴールネットを揺らし、ついに同点。ビアンコネーリの諦めない姿勢が最後に実り、3-3で試合を終えた。
フランチェスコ・バルディーニ監督は試合後、「試合は技術力だけでは勝てない。確かな手中力を必要とする。2点目が全員を目覚めさせたが、それまでは何かが欠けていた。我々は改善しなければいけない」と、選手たちに厳しい言葉を投げかけている。