指揮官が近年追いつづけている才能

ユベントスの指揮官マッシミリアーノ・アッレグリは今シーズン、FWフェデリコ・ベルナデスキに期待を寄せている。

すでにインターナショナル・チャンピオンズ・カップ（ICC）では、主戦場のWGだけでなくMFとしても起用。

そのことを記者から尋ねられると、指揮官はある思惑を口にした。15日、イタリア紙『TUTTO SPORT』が伝えている。

昨シーズンは主にWGとして起用していたが、今シーズンはより“深い”MFの位置から攻撃に参加させることを示唆している。

アッレグリはベルナデスキに対し「彼は他と異なるクオリティがある。優れたプレイメーカーになることができる」と評価する。

また、同紙は「アッレグリはベルナデスキをMFイスコのようにプレーさせたいと目論んでいる」と伝える。

近年ユベントスのメルカートには、つねにイスコの名が浮上する。

指揮官がレアル・マドリーのプレイメーカーに惚れ込んでいるのはよく知られている。

また今シーズンはクリスティアーノ・ロナウドの加入により、サイドアタッカーは飽和状態にある。

ユベントスの新たな背番号「7」の起用法はまだ不明だが、ベルナデスキがイスコのような役割が担えれば、戦術の幅は大きく広がる。

アッレグリは追いつづけたイスコを獲得するのではなく、ビアンコネーロで育てる意向があるようだ。

ベルナデスキにその才能があることを、ユベントスの敏腕指揮官は見抜いたのかもしれない。