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「現ユベントス」には、かつての“悪童”も舌を巻く

アントニオ・カッサーノといえば、近年の「アンチユベントス」の代名詞的存在だろう。

かつて公の場で「ユベントスはおもちゃの兵隊」と侮辱した過去がある。

あれから6年。ビアンコネーロはセリエA7連覇、コッパ・イタリア4連覇、UEFAチャンピオンズリーグ（CL）準優勝2回の成績を残している。

現地時間5日、イギリスメディア『Football Italia』他、多数イタリアメディアが“悪童”の心変わりを伝えている。

カッサーノは「ユベントスが望むなら、（来年）2月にはスクデットを手中に収めることができるだろう」

「それが決まりさえすれば、あとはCL制覇についてゆっくり考えることができるだろう」とビアンコネーロの今シーズンを予想する。

だが、「インテル、ローマ、ラツィオも今夏のメルカートによって着実に強くなっている」と分析。

「ナポリ？ GK（ホセ・マヌエル）レイナという柱を失った。だが、ユーベのメルカートは別次元にある」

「彼らは『トラックを走れば勝つだろう』という意味で、ウサイン・ボルトのようなものだ」と最大限の賛辞を贈る。

「彼らは3〜4年先を進んでいる。アイデア、決断力、それによる収入…。他を寄せ付けない異なる方法でアプローチしている」と舌を巻いた。

カッサーノはこれまでミラン、インテルとカルチョを代表するストライプのシャツに袖を通してきた。

現在は「嫌悪」を忘れさせるほどの、あらゆる「差」を羨んでいるのかもしれない。