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■2017-18シーズンを振り返って
――ユベントスは、スクデット7連覇&コッパ・イタリア4連覇という、前人未踏の金字塔を立てる結果で今シーズンを終えました。ですが、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)はベスト8で敗退。総合的に見て、今シーズンの結果はいかかでしょうか?
津田「ティフォージが少なくとも求めていた国内2冠は“合格点”という範疇(はんちゅう)で考えています」
「CLに関してはラウンド戦で唯一マドリーに土をつけた点は誇らしさも感じます。ただマドリーという難しい相手だったことを考えると、今季の結果を受け入れてしまう一面もありますね」
宮城「個人的には上出来! 特にスクデット7連覇は申し分ない結果だと思います。全クラブがユーベを倒そうと必死に分析してくる状況下での連覇は毎シーズン難しいことですし、それを達成するのは強いチームの証」
「そのポイントはドウグラスの存在が大きかったのかな、と思います。新加入で相手が予測できないプレーが多かったですし」
「CLに関しては最後の場面でベナティアのプレーがファウルになってなければ、マドリーに勝利していたと思いますし、優勝も見えていただけに残念です」
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――確かに…。全チームがユーべの対策を練っている中、王者を維持したことは、改めてすごいことですね。山口さんはいかがですか?
山口「悪くはなかったと思います。セリエAはインテル、ミランのミラノ勢も最初は調子良かったこともあり、少しむずかしいかな、と思っていました」
「終盤のローマ。そしてナポリ。ひょっとしたらと思いましたが杞憂に終わりました。例年の“楽勝ムード”はありませんでしたね」
「コッパ・イタリアも楽に勝てた印象が濃いのですが、バイエルンをとりあげても国内カップの決勝でフランクフルトに負けたのを見ると、アッレグリに感謝ですね」
「国内で勝つことに慣れすぎてしまったのか。ユベンティーニにとっては嬉しいのですが、ジジ(ブッフォン)、リヒトシュタイナー、アサモアを欠く来シーズンはいろいろな意味で試されるのかな、と」
「CLは…。一言で言えば“運”がなかった。それと、マドリー戦の1stレグでの稚拙なミスからの2失点目が痛かった。あれがすべてだったと個人的には思います」
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――特にこの夏はベテラン選手の退団が多いですね。来シーズンは難しい1年になると思いますか?
山口「来シーズンはひょっとしたら国内は難しいかもしれない、と感じます。目には見えないジジ、そしてリヒトシュタイナーの存在が大きな痛手になるような気がしています」
「CLは“ジダンの”レアル・マドリーがいないのが、大きい。個人的な見解になってしまいますが、ジダンにとってアッレグリは与し易い相手だったのかな、と思います」
「実際、今シーズンの1stレグ、2ndレグとも“当たって”ましたしね。何より、選手交代がことごとくあたった」
宮城「来季は長年ユーベを支え続けたブッフォンがいなくなるのが不安材料ですね。セリエB降格時もずっとクラブの中心的な存在だった大黒柱がいなくなることは、本当に痛手です」