伊紙「ユベントスとモラタの交渉は継続中」
チェルシーの来季UCL不出場が追い風に
ユベントスが国内「2冠」を達成したことにより、メディアやファンの興味はすでに今夏のメルカートに向けられているだろう。
この夏も複数のビッグディール成立の予感が漂っている中、チェルシーのFWアルバロ・モラタ(25)については現在選手サイドとの交渉を継続している段階にあるようだ。
かつて2014年夏から2年間ビアンコネーロのユニフォームを身にまとっていたこのスペイン代表はその後、レアル・マドリー、チェルシーと渡り歩いているものの、ユベントス在籍時よりも満足したシーズンを過ごせていないことは周知の事実である。
これにより、今季終了後のトリノ“帰還”実現に対する期待は高まりを見せており、イタリア紙『La Gazzetta dello Sport』は15日、ここ数週間に渡りユベントスがモラタに近い関係者と交渉を行っていると伝えている。
またチェルシーが来季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得できなかったことにより、今後この交渉を巡る水面下での動きが加速するという見方が広まっている。
なおユベントスは総額およそ5000万ユーロに及ぶ買い取り義務付きレンタルでの獲得を狙っているものの、チェルシーは6000万ユーロ以下での放出には応じない姿勢を見せており、この移籍金額の差の埋め合わせが今後の焦点となりそうだ。
ロンドンの地で「ユベントスで過ごした2年間は自分のキャリアの中で素晴らしいものだった」と公言するなど、モラタのビアンコネーロに対する“愛着”が色褪せることはない。
「ひとりの少年として加わり、ひとりの選手として去った」とフットボーラーとしての“生き様”を享受した地でもあるだけに、ティフォージもこのハードワーカーの“帰還”を心待ちにしていることだろう。