欧州の舞台で輝いた「9」番

ユベントスはどうやらチェルシーのFWアルバロ・モラタ（25）を買い取り義務付きレンタルでの獲得へ動く可能性があるようだ。1日、イタリア紙『TUTTO SPORT』が報じている。

2014年夏から2シーズンに渡りビアンコネーロのユニフォームを身にまとっていたこのスペイン人は2016年にレアル・マドリードへ呼び戻された後、出場機会を求めて昨夏にアントニオ・コンテ率いるチェルシーへ加入していた。

そのロンドンでは出場機会こそ恵まれているものの、かねて本人がイタリアへの復帰を熱望していることに加え、元ユベントスの“闘将”コンテの去就が不透明であることから、今夏退団の可能性が高まっている模様。

またチェルシーはモラタに替わるストライカーとして、現在ファイナンシャル・フェアプレー（FFP）抵触の可能性が浮上しているパリ・サンジェルマンからFWエディンソン・カバーニ（31）獲得を画策しているものとみられる。

なおユベントスは移籍金1500万ユーロによる1年レンタルに加え、4500万ユーロの買い取り義務を付帯したオファーを提示する構えを見せている。また来夏に完全移籍で獲得した場合の契約期間は2019年までとなる見通しだ。

かつてクラブの“哲学”を体現すべく、ユベントス・スタジアム（現アリアンツ・スタジアム）のピッチを縦横無尽に駆け回ったモラタ。

タッチライン際の深い位置まで全力で戻りボールを刈りとる姿を脳裏に焼き付けているティフォージは、ハードワークを厭わない彼の“帰還”を待ち望んでいることだろう。