無敗記録を「11」に伸ばす

今季からビアンコネーリに加入したモンテネグロの逸材、MFヴァシリィエ・アジッチ（18）が、自身の存在を猛烈アピールした。

同選手は現地時間9日に行われたセリエＣのユベントスNext Gen対ベネヴェントの試合に先発出場。

すると今季2試合目となった同カテゴリの試合で1ゴール1アシストを記録し、チームの2-0での勝利に貢献している。

まずは19分、アジッチは敵陣ペナルティエリア内へ走り込むと、FWシモーネ・グエッラ（35）からの縦パスをヒールで落とし、この35歳の先制点をアシスト。早速試合の流れを呼び込む。

そして43分にはボックス手前でフリーキックのチャンスを得ると、右足で華麗なカーブをかけて直接ゴール。自身の今季初得点でチームの勝利を決定づけた。

アジッチはその後60分までプレー。この日の全得点に絡む活躍を見せ、ピッチを後にしている。

またユベントスNext Genはこの日の結果により、セリエＣでの無敗記録を「11」にまで伸ばすことに成功した。

アジッチは今シーズン、トップチームでの出場は5試合のみとなっており、総プレー時間は“55分”とわずかなものとなっている。

母国では「モンテネグロのケヴィン・デ・ブライネ」とも称されるこの俊英だが、この活躍はティアゴ・モッタ監督への充分なアピールになったはずだ。