ユルディズ（83分までプレー） 【7.5】
左サイドで華麗なテクニックを披露し、トリノ守備陣を混乱させた。ゴール前ではなかなかチャンスを掴めていなかったが、85分に勝負を決める追加点をダイビングヘッドで奪取。これが”デルビー”におけるユベントス史上歴代3番目の、19歳と189日でのゴール。それもビアンコネーリの「永遠のアイドル」デル・ピエロの誕生日に。背番号「10」の系譜を受け継いだケナンが決めたことに、新たなストーリーを感じる。

ヴラホヴィッチ（73分までプレー） 【6】
闘争心は十分に感じられたがゴール前でのチャンスは生かせず、アタッカンテとしての信頼は得られなかった。ウェアの方がインパクトがあり、途中交代も致し方ない。

コンセイサオ（73分から出場） 【6.5】
背番号「9」に代わって得意とする右サイドへ。81分にはボックス外、右45度の角度から左足を振り抜き、ファーポストすれすれのシュートを放っている。ファンタジーアを見せた。

マッケニー（86分から出場） 【採点なし】
ユルディズとの交代でピッチへ。ハーフスペースを狙った動き出しはいつも通り。終盤に相手にとって嫌な存在となっていた。

ダニーロ（86分から出場） 【採点なし】
サヴォーナに代わり右SBへ。最後の数分間、チームを引き締めてクリーンシート達成に貢献。

モッタ監督 【7】
初めて経験する”デルビー・デッラ・モーレ”で、鮮やかな勝利を飾ったと言っていい。手堅く守り、創造力豊富な選手たちがゴールへの道を切り拓いた。あとは、エースが得点感覚を取り戻してくれたら…。よりモッタのカルチョに近づくはず。