コラム:モッタ監督とジュントーリFDが創生するユベントス
2024/10/12
今シーズンのカンピオナート開幕戦コモ戦での平均年齢は、24歳と122日。
勝ち点3ポイント制になった1994/95シーズン以降、最も若い先発メンバーで勝利を収めている。
モッタ監督とジュントーリFDの取り組みは、クラブ史において、これまでになかった“動き”である。
若いジョカトーレを頻繁に起用することは、当然メルカートを多いに賑わす逸材を育てていることを意味する。
ジュントーリFDはこの夏、自身の辣腕の一端を感じさせる取引を成功させている。
ユベンティーニにとって、人気が高かったFWマティアス・ソウレをローマに売却したのだ。
ボーナスを含めると3000万ユーロになる取引だが、その“穴埋め”にFWフランシスコ・コンセイソンをポルトからローンで獲得。
完全移籍はポルトと優先的に交渉できる紳士協定が結ばれているようだが、今シーズンのローン料を含め3000万ユーロとさせている。
このコンセイソンに関して、もはや疑いの目を向ける者はいないだろう。
FWケナン・ユルディズとともに、今後のビアンコネーリの躍進を助ける両翼が現在トップチームで主軸として活躍していることはチームにとって大きな“資産”となるはずだ。
また、DFジャン=クレール・トディボの交渉が破談に終わると、すぐにミランへの信頼を失っていたDFを獲得する。
するとこのフランス人ディフェンソーレ(DF)はモッタ監督の下、11シーズンぶりのミランにスクデットをもたらした、“あの”カルルに戻りつつある。
まだ、ポテンシャルを発揮できていないSBフアン・カバル、MFケフラン・テュラム。