「それから1～2回、ディレクターから『本当にその決断を変えるつもりはないのか？』と聞かれたことがあったけど、それからは何も話をしなかった」

「そして突然、『（GKミケーレ・）ディ・グレゴーリオがユベントスに移籍する』って記事を新聞で見たんだ。とはいえ、僕はディ・グレゴーリオをとても高く評価しているよ」

「と同時に、彼が第2GKとして加入することでマッティア（・ペリン）が移籍する可能性も考えられた。つまり、控えのディ・グレゴーリオが翌年に正GKになるという意味だ」

「それから、かなり早くそのニュースが届いて驚かされたけど、その時に『それならここで引退しよう』と思ったから、覚悟はできていた」

「なぜかと言うと、僕には新しい挑戦に臨むつもりはなかったからだ。それが、ユベントスでの契約を終えた時に引退を考えていた理由さ」

「結局、ユベントスがそういうチョイスをし、僕はそれに同意して受け入れた…僕にはどうしようもできないからね」

ディ・グレゴーリオの獲得の噂が立ったのは、アリアンツ・スタジアムで行われた昨シーズンの最終節モンツァ戦の前だ。

そのため、同GKはその試合後にビアンコネーリのティフォージからも拍手を受けていたが、シュチェスニーは当時、数カ月後に構想外になるとは想像さえしていなかったという。

「昨シーズンの最終節モンツァ戦では、こんなことになるとは全く想像さえしていなかった。むしろ、ユベントスに留まることを確信していたよ」

「もちろん、ディ・グレゴーリオの噂は聞いていたけど、まさか構想外になるとは思ってもいなかった」