現役時代イタリア3大クラブでプレーしたピルロ監督「ユベントスの加入は復讐だった」
2023/12/07
――レアル・マドリーとの契約
「カルチョポリのときだったね。ワールドカップで優勝したばかりで、セリエAがどのように再開されるかは不明だった」
「ミランとのトレーニングキャンプ初日に『レアル・マドリーと契約を交わしたい。現在交渉中だ』と告げられたんだ」
「ミランはペナルティが課せられ、そのシーズンのカンピオナートを再開することになっていたから心境は複雑だった」
「私の代理人と(アドリアーノ・)ガッリアーニと交渉をつづけたよ。マドリーへの加入は寸前だった」
「でも、私はミランを離れたくなかったから、交渉は大きく進むことはなかったよ」
「その夏にガンペール・トロフィーに参加し、私は(ジョゼップ・)グアルディオラのオフィスに招かれた」
「彼は私をバルセロナに移籍させたかったようだった。いろいろなことを考えたのは事実だよ」
「だけど、ミランにズラタン(・イブラヒモビッチ)が加入することが現実味を帯びてきてね」
「私は彼とプレーしたかったし、ミランを去ることを望んでなかったから結局残留することになったのさ」
――ドイツワールドカップ決勝戦のPK
「リッピは決勝で最初のキッカーに私を選んだんだ。立候補したわけではないよ」
「緊張感はあったけど公園を散歩するような気分になり、あまり考えずに蹴ったね」
「代表でのキャリアはあのシーズンが絶頂期になったけど、コベルチャーノ(イタリア代表のトレーニングセンター)はユースから各年代の代表…」
「A代表とたくさんの日々を送った場所だね。私の第二の故郷だよ」