――カルチョではなく、バスケットをしていた彼を想像したことはありますか？

「それはない。彼はカルチョをするだろうと昔から確信していたよ」

「ファビオは、5～6歳の時から『僕はカルチャトーレになる』というフレーズと言い続けていたからね」

「とはいえ、そういう自信を持っていた人たちの大半が道を見失った。そのため、フットボーラーになるのは簡単なことではなかったんだ」

――ここまで来るのに、あなたたちはどのような犠牲を払わなければなりませんでしたか？

「これについては、さっきも話したように彼を成長させたのはユベントスであるため、親として私たちがすべきことはそれほど多くはなかったと考えている」

「最も大変だったのは、高校を卒業した年だった」

「私たちは、学業を終えることの重要性を彼に力説していたため、あの期間は息子にとって試合やトレーニングをするのは簡単ではなかったと思うよ」

――ファビオには直接どのようなことを言うつもりですか？

「よくやったと言うつもりだよ。ここ最近の試合で彼がいつもと違っていたことには気づいていたからね」

「これからも一歩ずつ成長し続けていかなければいけない」