ユーべ、今季初のウノゼロでリーグ戦5連勝飾る
マンジュキッチが値千金のダイビングヘッド
セリエA第5節ユベントス対フィオレンティーナがアリアンツスタジアムで行われ、ユベントスがフィオレンティーナを1-0で下した。
先週のバルセロナ戦(CL)に続いてミッドウィークの試合が続くユベントス。次節のトリノダービーが土曜日に控えているだけに多少のターンオーバーを敷いてこの一戦に臨む。
マッシミリアーノ・アッレグリ監督は中盤2センターにMFロドリゴ・ベンタンクール(20)とMFブレーズ・マテュイディ(29)の新戦力を選択。また今季ポジションコンバートが伝えられていたMFステファノ・ストゥラーロ(24)を右サイドバックに起用した。
その新戦力2枚が中盤センターからのスムーズなビルドアップを展開し、序盤からゴール前に迫るシーンを作るユベントスは8分、ボックス手前という絶好の位置でFKを得る。早くも得点の匂いがしたものの、パウロ・ディバラ(23)の直接FKはゴールマウスのわずか左に外れる。
一方、フィオレンティーナは自陣からFWジョバンニ・シメオネ(22)とMFフェデリコ・キエーザ(19)を起点としたロングカウンターを再三仕掛けるものの、ユベントス守備陣が中盤で確実にボール奪取し、決定機を演出させない。
一方、ユベントスも相手ペナルティエリア手前まで迫る場面を多く作るも、フィオレンティーナの重心を低くした守備網に引っかかり、シュートで終わることができない。
互いに決定機を生かせないまま0-0で折り返した後半、47分に警戒していたフィオレンティーナのロングカウンターでFWシリル・テレオ(34)に突破を許す場面があったが事なきを得た。
試合展開は大きく動かないように思われたが52分、ユベントスはあっさりと均衡を破る。右サイドのMFフアン・クアドラード(28)のアーリークロスにファーサイドでFWマリオ・マンジュキッチ(30)がダイビングヘッドで合わせ、先制ゴールをあげる。
さらに試合が動き、両チームともにより前掛かりになった63分、左サイドからマテュイディが果敢に縦へ仕掛け、ボックス内へ入り込んだところでMFミラン・バデリ(28)に倒され、PKを獲得したかに思われた。ところが主審がビデオ判定を行った結果、PKの判定はFKへと変わった。しかしマッチアップしていたバデリは2枚目のイエローカードを受けて退場。数的優位に立ったユベントスはクアドラードからのクロスで再三決定機を作り出す。
アッレグリは74分、ディバラに替えてミラレム・ピャニッチ(26)をピッチに送り出す。また81分には再三チャンスを演出していたクアドラードを下げ、古巣対決となるフェデリコ・ベルナルデスキ(23)を投入。一方、すでに交代カードを全て使っていたフィオレンティーナは10人ながらも1点を狙うべく、攻勢を強める。
ユベントスは試合を決定づける追加点を奪えず終了間際には自陣に押し込まれたものの同点ゴールは許さず、試合はこのまま1-0で終了。難敵フィオレンティーナではあったが見事マンジュキッチのゴールを守り切り、3ポイントを獲得している。
著者/Juventus Journal 編集部 津田 翔汰
コメント
仕事人マンジュ、イグアインの爆発はまだか
マンジュキッチ、アクロバティックなゴール多いな