【今節は無料! JJパジェッレ】セリエA第24節 ユベントス対トリノ
クアドラード(68分までプレー) 【6.5】
ようやく“パニータ”の「ゴラッソ」が帰ってきた。コスティッチのクロスボールを右足で鮮やかに合わせた、美しくも豪快な同点弾。カンピオナートでは昨シーズンの12月、第18節のボローニャ戦以来となるゴールだった。デ・シリオと交代するまで、右サイドで何度もチャレンジし輝きを放っている。
ファジョーリ 【6.5】
主審がファウルを取ってくれず苦しむ時間帯もあったが、この若きイタリアの逸材は至って冷静だった。頻繁にディ・マリアと縦の関係を作り、テンポの良いパス交換で前進。また上手くスペースに流れて最終ラインからボールを引き出し、攻撃のリズムを生み出している。49分にヴラホヴィッチのクロスバー直撃のシュートを演出したのも彼。
バレネチェア(68分までプレー) 【6】
まさにビッグサプライズ。ロカテッリが累積警告で出場停止の中、パレデスを差し置いてこの21歳のアルゼンティーノが先発。それもデルビーという重要な試合で大役を任された。当初は相手のプレッシャーに晒されボールを失うシーンもあったが、徐々に状況を把握してアジャスト。セカンドボールを拾い、味方をサポートし、DF陣とともに攻撃を構築してポテンシャルを示した。
ラビオ 【6.5】
たとえ“パリジャン”だろうとビアンコネーリであり、トリノを二分するデルビーへのモチベーションは高い。“新入り”のバレネチェアをサポートしながら、アグレッシブなプレーで中盤に安定感を与え、意表を突いた縦パスでチャンスを作った。80分にはコスティッチのクロスボールをしっかりと右足で合わせ、ダメ押しの4点目をゲット。今季好調を維持する現在の彼は、“イタロ・パリジャン(イタリアのパリっ子)”といったところか。
コスティッチ【7】
クロス、クロス、クロス。一体、彼のところから何本のクロスボールが送られただろうか。この背番号「17」は、トリノの右WBシンゴを手玉に取り、敵陣の深いエリアへと潜り込んで再三ゴールへと迫った。16分にはクアドラードのゴールをアシストし、80分にはラビオの試合を決定づける一発をお膳立て。トリノは最後まで、彼の対処法を見付けられなかった。