ユベントスのアニェッリ前会長が別れの挨拶…新経営陣へ「あなた達には私という…」
「私は、投資家のデータをもとにこの業界にとって何が最善の解決策であるかを理解しようとしています」
「我々には巨大なファン層がいます。チェルシーやミラン、ニューカッスルなど、クラブの買収の数は驚くべきものですが、さらに驚かされるのは投資家です」
「多くの人々は、ゲームと我々の産業の違いを未だによく理解していません」
「欧州クラブ協会(ECA)の会長や欧州フットボール連盟(UEFA)の執行委員会のメンバーを務めた私は、これらのシステムの中にいましたが、分析は明白なものでした」
「つまり、そこにはシステムの持続不可能性、そしてクラブの非収益性があり、ファン離れに繋がる危険なメカニズムがありました」
「カルチョのファン離れが起きているとして(セリエC(3部)を運営するレーガ・プロのフランチェスコ・)ギレッリ前会長がカンピオナートの改革を提案したことに私は感銘を受けました」
「つまりそれは、下部リーグでさえそのことを実感しつつあるということです」
calciomercato.com「この100年間でセリエAに参戦したチームは68チームしかなく、それらのチームのいくつかは偶然参戦しただけにすぎませんでした」
「もしも私が自分の役割を維持して特権的な地位に居続けたいと望んだなら、私がしたような決断は絶対にしなかっただろうと思います」
「しかし、欧州のフットボールは将来のための構造改革を必要としていると私は考えています」
「さもなければ、数年後には、欧州中のタレントを引き付けるプレミアリーグによって衰退したカルチョの姿を目の当たりにすることになるはずです」
「現在フットボールを管理する者たちは、彼らの特権的な立場を維持すること好み、これらの意見に耳を貸すことを望んでいないことは明白のように思えます」
「彼らは独占者であり、コンペテイションの門番です。この観点から、欧州司法裁判所がこのスポーツを産業として定義することを望んでいます」
「フットボールの売上高は550億ユーロで、70万人を雇用しています」
コメント
本当に感謝しかない。
長年数々の夢を見させてくれた。
アニェッリさんは本気でカルチョが大好きなんだろうな。
恐らくここまでカルチョ好きな会長じゃなきゃここまでユーベのファンにはなっていなかったかもしれない。
資金力ではプレミア勢に勝てないが、熱い情熱は負けていなかった。
ありがとう。