ユベントスの給与操作疑惑にスポーツ法に詳しい弁護士は「一番、私が驚いたのは…」
2022/12/14
fcinter1908
しかし、実際には1カ月間のみの給与カットであり、残りは翌シーズン以降に支払われるという密約を交わしていたということが選手たちの証言で発覚。
これにより、トリノ検察とイタリア国家証券委員会(CONSOB)から粉飾決算をした疑いをかけられることになった。
「“節約”した金額を当時の財務諸表に記入しなかったことを調査官はどれだけ深刻な問題と考えていると思うか?」
そう問われると、キャッキオ弁護士は「ざっくり見た感じだと…」
「ユベントスの財務能力に関するこれらの異常、或いは機能不全が懸念されているような深刻さは感じられない」とコメント。
続けて、「クラブと選手の間で悪意のない自由な交渉をおこなっていたのなら、そんなに重い処分は下されないはずだ」
「FIGC検察官を務めた優れた裁判官であるジュゼッペ・キネは当時、キャピタルゲインに関して勝ち点のはく奪ではなく、罰金処分を求めたね」
「当時は、給与操作ではなく、キャピタルゲインを生むこのシステムこそが財務諸表に最も大きな影響をもたらすシステムだと話していたよ」
「このシステムでプレイヤーの価値を3倍、4倍も高く評価していたからね」と述べ、キャピタルゲインの方が深刻な問題だと強調した。