【JJパジェッレ】CLグループステージ第3節 ゼニト対ユベントス
著者:J-JOURNAL 編集部 オキナウェーゼ・宮城
終了間際の“クルゼフスキ弾”でGS突破に王手
ユベントスは現地時間20日、UEFAチャンピオンズリーグのグループステージ第3節でゼニトと対戦。
ロシアのサンペテルブルクに乗り込んだチームは、試合終了間際に相手のコンパクトな守備をこじ開け、1-0でリーグ戦3連勝を飾った。
まず最初に決定機を作ったのはホームチームだった。ビアンコネーリは18分、中盤でボールを失うとバイタルエリアへと持ち込まれクラウジーニョにシュートを許す。
しかし、そのシュートにはGKヴォイチェフ・シュチェスニーが立ちはだかり事なきを得た。
それでも前半はユベントスがボールを支配。アルバロ・モラタと2トップを組んだフェデリコ・キエーザが何度もシュートチャンスを作り出す。
だがゼニトの粘り強い守備もあり得点を奪えないまま前半を終えた。
後半はさらにラインを押し上げて攻勢を強めるユベントス。51分にはモラタのスルーパスをDFラインの裏で受け取ったウェストン・マッケニーがGKと1対1のチャンスを得るも決めきれず。
その後は積極的な選手交代で攻撃のリズムに変化を加え、その狙いが86分に身を結んだ。
後半途中から左SBにポジションを移したマッティア・デ・シリオのクロスボールを交代で入ったデヤン・クルゼフスキがヘディング。そのボールが右ポストに当たりゴールへと吸い込まれた。
終盤に先制点を奪ったビアンコネーリは試合終了まで安定した守備を披露。勝利を掴むとともに勝ち点を9に伸ばし、ラウンド16進出へあと一歩のところに迫った。
【試合結果】
ゼニト 0-1 ユベントス
【得点者】
86’ クルゼフスキ
ここからは、J-JOURNAL独自の視点によるパジェッレ(採点&寸評)を公開。ティフォージの皆さんは、この試合をどう見ましたか?
※平均点は【6】、満点は【10】。基本的には15分以上のプレーで採点
ユベントス 【7】
ファイナルサードでの崩しには苦労したものの、後半は全体のラインを上げてサイドチェンジを繰り返し、相手の急所を突くプレーを展開。それが最終的に身を結んだ。ゴールはクルゼフスキの1点のみだがいくつかのビッグチャンスを創出。4試合連続ウノゼロと安定感を示した。これでCL3連勝。グループ突破に大きく前進するとともに、24日のインテルとのデルビー・ディターリアに弾みをつけた。
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