デル・ピエロ、指導者への意欲を示す
自身のユベントスでのキャリアを語る
元ユベントスのFWアレッサンドロ・デル・ピエロは、自身が過ごしたキャリアの大半を占めるユベントス時代を振り返った。
『Corriere dello Sport』が伝えるには、元ユベントスのキャプテンが、クラブに対する自身の経歴とこれからの野心について語ったようだ。
「私は指導者になる準備をしていることを認めるよ。とても興味があるんだ。でも、3年前に同じことを聞かれていたら、興味は無いと答えたかもしれないね。経験を積まなければ将来のビジョンが見えてこないこともあるし、フットボールはそれほど複雑な仕事なんだよ。まだ何の契約もしていないことをハッキリと言っておこう。」
「私はリッピ、カペッロそしてアンチェロッティという偉大な3人と長い期間を共にし学んだ。彼らと仕事をすることで、謙虚さや知性、忍耐を理解したよ。」
クラブが降格したときのことを難しい時期と言いつつも、チームに残ったことを後悔していないと語った。
「ユーべでのキャリアは不思議なものだったよ。私がクラブで初めて勝利をあげた日からユーべのユニフォームは特別なものだった。そして、セリエBについてだね。降格後に再びスクデットを獲得できたことは、とても重要なものだったよ。当時、私はユベントスのキャプテンだったし、何よりも一番のファンだった。だから、2006年は難しい問題だったけど、ジョン・エルカーンに私を残留するメンバーの1人に数えて良いと伝えたよ。その判断に躊躇いなんて無かったし、全く後悔なんて無いよ。」
1993年から所属しているクラブのバンディエラとなったデル・ピエロは、2012年にユベントスを去っている。ユベントスでのラストマッチとなったアタランタ戦の後半で交代したときのことを語った。
「最後は私にとって難しい1年だった。まだ決定的なシーンでゴールを決めることが出来たけど、後半に交代したときは、喉に何か詰まっているような気分だった。相手や審判、仲間たち、すべての時が止まったように感じ、あの瞬間のことは殆ど覚えていないよ。」