ネドベド「モラタはユベントスの選手」
ブッフォンがバロンドール候補から外れたことにも言及
ユベントスのフロントを務めるパベル・ネドベドは、ゴルフのイベント後のインタビューで、クラブの選手であるモラタやディバラ、ポグバ、ブッフォンについての質問に答えた。
ユベントスのFWアルバロ・モラタは2014年の夏にレアルからユベントスに移籍したが、レアル・マドリードは2016年の夏に同選手を買い戻すことが出来るとされている。しかしネドベドは、モラタの居場所はユベントスだと主張した。
「モラタは我々の選手で、彼の居場所はユベントスだよ。本当に良い選手だね。」
過去にバロンドールを受賞したことがあるネドベドは、クラブが今シーズンもスクデットを獲得できるかと質問された。
「それを考えるにはまだ早すぎるよ。怪我人が多く、良いスタートを切ることが出来なかったが、我々が強いチームだと私は信じている。マロッタ(GM)とパラティチ(SD)はよくやった。キャリアのある選手と若手が上手く融合したチームを作っているし、高い技術をもったチームだよ。上手くいかなかった試合もあるが、優秀な選手を獲得したから自信がある。」
優秀な選手とは例えばFWパウロ・ディバラのことか、という質問に答えた。
「ディバラ?彼は何でもやってしまう。それに、彼が今見せているスキルは本来のものではないよ。彼ならもっと出来るはずだ。」
ユベントスのレジェンドは、ポグバに若干の苦言を漏らしつつも将来に期待しているようだ。
「ポグバについてだがハッキリ言おう。彼は美しいプレーよりもチームにとって決定的なプレーをしなければならない。彼はまだ若いんだ。スーパースターになる時間はあるさ。」
最後にバロンドール候補から外れたGKブッフォンについて質問され、候補から外れるのは不思議なことだと話した。
「ブッフォン?彼はファンタスティックなシーズンを過ごした。そんな彼を候補から外すなんて本当に不思議だよ。」
国内リーグとカップ戦を制覇、そしてCLでファイナリストとなり、ユベントスの復活を象徴付けることになった昨シーズン。そんなチームを支え、37歳となった今でもスーパーセーブを繰り返すブッフォンに対し、世界のGKの中で5本の指に入ると主張するファンは多くいるだろう。少なくとも昨シーズンのパフォーマンスが素晴らしいものであったことは、チームの失点数からも想像できるだろう。
2014-15シーズンにおいて、スペイン王者(バルセロナ)の失点は21、イングランド王者(チェルシー)は32、ドイツ王者(バイエルン)は18、そしてイタリア王者(ユベントス)は24だ。ブンデスリーガが他リーグと比べ4試合も少ないことを考えれば、ユベントスの成績は主要リーグの王者に引けを取らないほどの数字だ。それだけ堅守につとめることが出来た理由として、ブッフォンという”壁”が大きく影響していることは、ユベントスの試合を観ていた者には説明不要だろう。
アッレグリやブッフォン本人は、候補から外れたことに対して楽観的に捉えているが、サポーターにとっては、昨シーズンに夢を見させてくれたキャプテンが59名の候補に入れないなど納得できないものだ。
コメント
修正しました。ご指摘ありがとうございます。
バロンドール獲得を獲得した?
なんかおかしくない?