ユベントス会長アニェッリ「明らかに『ほろ苦い』シーズンだった」
「『9連覇』とは口にすることもままならないほどの偉業」
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ベスト16、リヨン戦2ndレグ終了後、ビアンコネーリのアンドレア・アニェッリ会長は今シーズンをふり返っている。
イギリスメディア『Sky Sport Italia』にマイクを向けられた会長は感情を押し殺し、毅然とした態度で粛々と語った。
――シーズンの終わりを迎えました。今シーズンの総括をお願いします。
「今シーズンの総括を一言でいうならば、明らかに『ほろ苦い』シーズンだったね。この数日間、誰もが何度も言って来たようにとても難しいシーズンだった」
「そのような状況の中で9連覇という偉業を成し遂げて、カルチョの歴史にファンタスティックな1ページを綴ることができた」
「私がこれまで常にミステル(監督の意)に言って来たことなんだが、マウリツィオ(・サッリ)は最も低いカテゴリーからイタリアのトップにまで登り詰めた監督なんだ」
「したがって、マウリツィオが綴ったカルチョの1ページは、イタリアサッカーにおいて並外れたページになったのではないかなと私は考えているよ」
「その一方で、CLに関して言えば、当然失望した結果となったね。我々にとっても、選手たちにとっても、ティフォージにとっても失望した結果となったのは間違いないはずだ」
「その理由は、数年前から私が言って来ているように、以前までは夢だったCL制覇が、今は我々が目指す『目標』となっているからだよ」
「つまり、CLでタイトルを獲ることも目標の1つでなければならないんだ。リヨンとのこの2試合でこういう形で我々が敗退するのは、我々全員を失望させる結果となった」
「心機一転された新たな熱意を持って、我々が参加する全てのコンペティションでタイトルを獲得するためにはどのように来シーズンに立ち向かうべきなのか」
「その姿勢、考えを理解するために、数日かけて全体的な総括をするつもりでいるよ」
コメント
⇢明らかに『ほろ苦い』シーズンだったね。その理由は、数年前から私が言って来ているように、以前までは夢だったCL制覇が、今は我々が目指す『目標』となっているからだよ」
これを持続させていくためにも、CLである程度結果と希望を見せ続けていないといけないですもんね。
そうでないと続けるには難しくなってしまう。
目標が達成できずに難しくなる部分は、目標のための投資額と結果のお金のギャップ、選手のピークのタイミング、こうしたものを立て直すのはものすごく大変。
今季の大きな問題点は、長年進めてきたプロジェクトの終盤にあたる時期だったけれど結構なつまずきをしてしまったという事。
猶予はあまりなく、ここから監督選手含め数年かけ、結果は二の次でチームをじっくりつくるというわけには行かない。
その中でこの監督交代は賛否両論になるのは自然な流れで、どっちが良かったかは神のみぞ知るでしょうね。
ギャンブル的な要素も強いけれど、こうなった以上どんな選択でもギャンブルになったでしょうし、近年のコンテアレグリの戦術も選手と共有できているピルロは良い予感もあります。
来季は良くも悪くも今後の指針に大きなでき事がある年になりそうですが、もちろん良い方祈って応援しますよ頑張れ!