ユベントス会長アニェッリ「明らかに『ほろ苦い』シーズンだった」
――これは、現在の監督とそれを目指すということですか、それとも別の監督と目指すということですか?
「私はクラブとしての話をしているんだ。ユベントスには、現在このような目標がある。これらの目標は、国内外関係なく尊重されなければならない目標なんだ」
「我々のチームには偉大な選手たちがいるし、今夜も活躍してくれたCL史におけるベストプレイヤーもいる」
「心機一転された新たな熱意を持って再出発を図らなくてはならないんだ。とは言え、当然ながら、イタリアでリーグタイトルを獲ることが当たり前だとは思ってほしくはない」
「スクデットは、慣性的に勝ち取るものではないからね。それぞれのスクデットに異なるストーリーや経緯があり、そして毎回どのチームも勝ち点ゼロの状態からスタートするんだ」
――試合の前に、ファビオ・パラーティチCFO(チーフ・フットボール・オフィサー)や副会長のパベル・ネドヴェドが、『これからクラブ幹部やチームや選手、そして監督の仕事内容を評価をしてシーズンの総括をする』と言っていました。
しかし、目標を達成できなかった今、この結果が監督の進退に影響を与えることになるのは明らかであるように思えます。
あなたが話している再出発に向けた『新たな熱意』についてですが、それはこのシーズンに不足していたように見える『熱意』についても言及しているのでしょうか?
「とにかく、シーズンの総括は皆で一緒にするものだ。つまり、一方的な視点による総括など存在しないんだよ」
「スポーツ的なシーズンの総括に関しては、当然監督やスタッフ、そしてトレーナーと共に全体的な分析をして行うものだ」
「よって、達成できなかったひとつの目標だけに焦点を合わせるのではなく、達成した目標についても焦点を当てなければならない」
「シーズンで達成すべき目標はひとつではないからね。だから、今私は『ほろ苦い』気持ちでいるんだよ」
コメント
⇢明らかに『ほろ苦い』シーズンだったね。その理由は、数年前から私が言って来ているように、以前までは夢だったCL制覇が、今は我々が目指す『目標』となっているからだよ」
これを持続させていくためにも、CLである程度結果と希望を見せ続けていないといけないですもんね。
そうでないと続けるには難しくなってしまう。
目標が達成できずに難しくなる部分は、目標のための投資額と結果のお金のギャップ、選手のピークのタイミング、こうしたものを立て直すのはものすごく大変。
今季の大きな問題点は、長年進めてきたプロジェクトの終盤にあたる時期だったけれど結構なつまずきをしてしまったという事。
猶予はあまりなく、ここから監督選手含め数年かけ、結果は二の次でチームをじっくりつくるというわけには行かない。
その中でこの監督交代は賛否両論になるのは自然な流れで、どっちが良かったかは神のみぞ知るでしょうね。
ギャンブル的な要素も強いけれど、こうなった以上どんな選択でもギャンブルになったでしょうし、近年のコンテアレグリの戦術も選手と共有できているピルロは良い予感もあります。
来季は良くも悪くも今後の指針に大きなでき事がある年になりそうですが、もちろん良い方祈って応援しますよ頑張れ!