ボカ・ジュニアーズ会長、2016年でのテベス獲得に自信
2015/01/18
テベスとボカ、来年の退団は両者の認識?
以前より噂されているボカ・ジュニアーズによるテベス獲得の噂。2016年にユベントスとの契約満了を迎えるテベスに関して、昨年10月にボカ・ジュニアーズのダニエル・アンジェリッシ会長が獲得を望んでいることを公に話しており、またホセ・レケホSDは2016年での獲得を目指す意向を明らかにしていた(12/6 「ボカ・ジュニアーズ、2016年のテベス獲得を目指す」)。そして、それに向けたファースト・アクションとして12月にアンジェリッシ会長がトリノを訪問しており、その際ユベントスのアンドレア・アニエッリ会長と会談を済ませている段階だ(12/16 「イタリア訪問のボカ会長「ポジティブな会談だった」」)。
この件に関して、改めてアンジェリッシ会長がコメントを残したようだ。『Gazzetta Dello Sport』が報じている。
「我々の“テベスの計画”とは、つまり再びボカ・ジュニアーズのユニフォームを着させることだ。もし、ここに戻ってくることが出来ればあと2、3年は十分なコンディションでプレーすることが出来るだろう。もちろん彼もこのユニフォームを再び着ることを望んでいるし、彼の子供も、そして彼のファミリー全体も望んでいるはずだ。」
「もちろん、彼の気持ちがあと1年半の間に変わっていくこともあり得るだろう。でも、現時点での彼の2016年のプランは、ボカ・ジュニアーズ復帰のはずだ。私は、彼がユベントスと契約延長を行わない趣旨のコメントを残していたことに驚きはない。彼がそのようなコメントを残さなかったとしても、我々のドアは常にオープンな状態だ。」
「ボカのサポーターにとって、テベスは“昔所属した選手”では無い。彼は我々のアイドルなんだ。もちろんそれはお互いに生じている感情のはずだ。アルゼンチンとヨーロッパの時差に関わらず、彼はボカ・ジュニアーズの試合をテレビで観ているみたいだしね。」
「12月にユベントスと会談を行ったが、彼らは我々を敵対視など全くしていなかった。理由は非常にシンプルだよ。彼らもこの件がテベスの考え次第であると良く理解しているからだろう。彼の意見を最大限に尊重する姿勢だった。」
「テベスの熱意は、2016年に向いている。ただ、我々の経済状況と彼のマーケットにおける価値については、慎重に検討していかなくてはならないだろう。」
ダニエル・アンジェリッシ会長は2016年でのテベス獲得に自信を持っている様子。一方のテベスも、ただの古巣ではない故郷のクラブへの復帰に方向を定めているのかもしれない。ボカ・ジュニアーズで“世界一”まで上り詰めた記憶(トヨタカップ)は、テベスの中でもキャリアにおいて忘れられないものであり、また深く刻み込まれたものになっているに違いない。
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