ユベントス、Kリーグ選抜との親善試合は打ち合いの末ドロー…若手が才能を発揮も
サッリ新監督のカルチョ浸透には課題
ユベントスは26日、韓国・ソウル市でKリーグ選抜との親善試合を行い、打ち合いとなった試合を3-3と引き分けた。
シンガポールから中国、そして韓国と短期間での長距離移動となったビアンコネーリは、U-23の若手を3人含めた布陣でこの日の試合に挑んだ。
チケット完売で満員となったスタジアムのサポーターに背中を押され、試合開始からKリーグ選抜が猛攻を仕掛ける。
後手に回ったユベントスは開始早々の7分、自陣でボールを奪われると、そのままショートカウンターを受けて先制点を許す。
しかし、9分には素早いパス交換からU-23のMFシモーネ・ムラトーレが決めて試合を振り出しに戻した。
だが、イタリア王者はKリーグ選抜の勢いを抑えられず前半終了間際に失点すると、さらに後半開始わずか5分で3点目を献上。さらに、その後も厳しい時間帯が続いた。
そんな中、途中交代で入った選手たちが徐々に流れを変えていく。79分にMFブレーズ・マトゥイディが1点を返すと、さらに81分にはU-23のテクニシャン、MFマテウス・ペレイラが敵陣ペナルティエリアで持ち前の技巧を見せKリーグ選抜のゴールネットを揺らした。
試合は最終的に3-3の痛み分け。欧州ではほとんど経験することのない湿度の高い環境で行われたとはいえ、ビルドアップや守備面などクリアしなければならない課題は多い。
マウリッツィオ・サッリ新監督の「カルチョ」をチームに浸透させるにはもう少し時間が掛かりそうだ。
それでもこの日の結果さえ見なければ、セリエCを戦う若きビアンコネーリの才能を垣間見ることができたのは好材料と言えるだろう。今後の活躍も期待したい。
なお、ユベントスの次の試合は8月10日、スウェーデン・ストックホルムでアトレティコ・マドリーとの対戦が予定されている。
▼試合結果
ユベントス 3-3 Kリーグ選抜
▼得点者
オスマル 7’
ムラトーレ 9’
セシーニャ 45’
タガート 50’
マトゥイディ 79’
M・ペレイラ 81’
著者/J-Journal イタリア局 Norihito Miyagi
コメント
アジア人の名前が得点者にいない。
怪我だけが心配だったから何事も無くて良かった
メッシやネイマールも韓国との試合は滅茶苦茶嫌がってたくらいだからねー
怪我人が出なかったようで何よりです。