新戦力の獲得は…

ファビオ・パラティチCFO（チーフ・フットボール・オフィサー）にとって、今夏のメルカートが難しいものになることは想像に難くない。

昨夏は“バロンドーラー”の電撃獲得に尽力しているが、「策士マッシミリアーノ・アッレグリに替わる指揮官の招へい」というミッションを抱えている。

そんなパラティチCFOは現地時間4日、「FOOTBALL LEADER 2019」における年間最優秀ディレクター賞に輝いている。

その表彰式後の囲み取材で同CFOは周囲が専ら興味を持っている話題について、イギリス『Sky Sport Italia』をはじめとする主要メディアから質問を受けている。

「様々な監督について評価しているところだ。我々には明確なアイデアがあるし、今はそれに基づいて動いている」

「（新指揮官の）正式決定までの時間に期限は設けていないし、我々は落ち着いている。もう少しの時間が必要だが、やがて新たな監督が誰であるのか分かるだろう」

また後任候補のひとりにあがっているチェルシーのマウリツィオ・サッリ監督の動向に関しては、把握していないことを強調する。

「私自身しばらく休みをとっていたし、ここ数日間はなるべく紙面に目を通さないようにしていた」

さらにパラティチCFOは新戦力の獲得の基本方針についても語った。

「我々は今後も競争力のあるスカッドを兼ね備えるだろう。メルカートに関しては、新監督就任を発表した後から必要な評価を下すことにある」