【JJパジェッレ】コッパ・イタリア決勝 ユベントス対インテル
著者:J-JOURNAL 編集部 オキナウェーゼ・宮城
無念のユベントス…延長の末、伊杯決勝はインテルに軍配
コッパ・イタリアの決勝戦が現地時間11日に行われ、イタリアの首都ローマのスタディオ・オリンピコでユベントスとインテルが激突した。
試合は早々の6分、カンピオナートでスクデット争いを演じているインテルが先制点を上げる。
右サイドでニコロ・バレッラに起点を作られたビアンコネーリは、マークの甘さを突かれて失点。
フアン・クアドラードがあっさりとバレッラにカットインを許し、鮮やかなミドルシュートを叩き込まれた。
前半はその後、互いに決定機を作りながらもインテルが1点をリードした状態で折り返す。
すると50分、ユベントスが反撃に出る。インテルのDFがクリアしたボールを、左SBのアレックス・サンドロがペナルティエリア手前で拾い、そのままシュート。
アルバロ・モラタが触り掛けたボールをインテルのGKサミール・ハンダノヴィッチが弾き、それがゴールへと吸い込まれ、試合は振り出しに戻った。
さらに、その2分後にはユベントスのカウンターが炸裂。前線で攻撃陣がボールをつなぎ、最後はFWドゥシャン・ヴラホヴィッチが決めて逆転に成功した。
だが、守りに入ったビアンコネーリはネラッズーリの猛攻に晒される。すると79分、レオナルド・ボヌッチがボックス内でラウターロ・マルティネスを倒しPKを献上。
それをハカン・チャルハノールに豪快に決められて再び同点とされた。
延長に入ってからの試合はインテルのペース。99分、今度はマタイス・デ・リフトがボックス内で相手の足を引っ掛けPKに。
イヴァン・ペリシッチに冷静に沈められ逆転を許した。そして102分には、この日輝きを放っていたペリシッチに華麗なミドルシュートをねじ込まれ万事休す。
ユベントスは延長戦の末、ライバルのインテルにコッパ・イタリアのタイトルを譲った。
【試合結果】
ユベントス 2-4 インテル
【得点者】
6’ バレッラ
50’ A・サンドロ
52’ ヴラホヴィッチ
80’ チャルハノール(PK)
99’ ペリシッチ(PK)
102’ ペリシッチ
ここからは、J-JOURNAL独自の視点によるパジェッレ(採点&寸評)を公開。ティフォージの皆さんは、この試合をどう見ましたか?
※平均点は【6】、満点は【10】。基本的には15分以上のプレーで採点
ユベントス 【5.5】
175回目のコッパ・イタリア。早々の失点にも反発し逆転に成功したが、インテルも簡単に勝利を譲ってはくれなかった。結局、大会のネーミングライツとなっている「フレッチャ・ロッサ(イタリアの新幹線の名前)」でローマへと運ばれた伊杯をトリノへ持ち帰ることは出来ず。今季の“デルビー・ディターリア”はカンピオナートを含め完敗となった。完全にインテルにチーム力の差を見せつけられた格好だが、もうこの結果は”すぐに“忘れてしまおう。快速フレッチャ・ロッサのようなスピード感で…。見据えるべきは、もう来季だ!
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