【JJパジェッレ】セリエA第34節 サッスオーロ対ユベントス
著者:J-JOURNAL 編集部 オキナウェーゼ・宮城
ビアンコネーリ、ディバラとキーン弾で逆転の末、難敵サッスオーロを下す
現地時間26日にセリエA第34節が行われ、ユベントスは敵地マペイ・スタジアムでサッスオーロと対戦。
前半に守備ブロックを破られ、ジャコモ・ラスパドーリに先制ゴールを決められるも、前半アディショナルタイムにはパウロ・ディバラがやり返してビアンコネーリも反撃。
後半には途中交代で入ったモイーズ・キーンが決勝ゴールを上げ、ユベントスが価値のある勝利を手にした。
試合は、ボールを保持して攻めるサッスオーロが主導権を握る。
10分にはラスパドーリのミドルシュートにゴールを脅かされ、さらに17分にはCKからダヴィデ・フラッテージにヘディングを許し、きわどいシーンを作られた。
その後もドメニコ・ベラルディ、ジャンルカ・スカマッカとホームチームの攻撃陣に強烈なシュートを放たれるも、GKヴォイチェフ・シュチェスニーが好セーブでゴールを死守。ビアンコネーリは何とか持ち堪える。
しかし、38分には右のハーフスペースを使われ失点。ベラルディとラスパドーリのコンビネーションに屈した。
それでもユベントスは、前半終了間際にアルバロ・モラタのボール奪取を起点とし、ディバラの技巧なプレーで同点に。
後半早々にはモラタがヘディングでGKアンドレア・コンシーリを驚かせるも、スーパーセーブに防がれた。
さらにビアンコネーリは3バックへのシステム変更も加え逆転ゴールを目指す。
とはいえ、なかなかゴールを奪えない中で迎えた88分、途中交代で入ったキーンが試合を決める。
この22歳はボックス付近でボールを受けると、反転してDFを交わし、思いきり左足を振り抜く。そのシュートはGKの股間を抜け、サッスオーロのゴールに吸い込まれた。
終了間際のキーンの逆転弾で来季のチャンピオンズリーグに向けて重要な勝ち点3を掴んでいる。
【試合結果】
サッスオーロ 1-2 ユベントス
【得点者】
38’ ラスパドーリ
45’ ディバラ
88’ キーン
ここからは、J-JOURNAL独自の視点によるパジェッレ(採点&寸評)を公開。ティフォージの皆さんは、この試合をどう見ましたか?
※平均点は【6】、満点は【10】。基本的には15分以上のプレーで採点
ユベントス 【6.5】
ボールを保持して左右に展開するサッスオーロに対し、低めに守備ブロックを形成して応戦。しかし、若くて勢いのあるネーロヴェルディ攻撃陣を抑えられずに失点し、敵地で後手を踏んでしまった。それでも前半ATにディバラ、後半終了間際にキーンと「個」の力が光り逆転に成功。内容はさておき、CL出場権確保に近づく重要な勝ち点を手にしている。
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