コラム:こぼれ落ちたタイトル獲得へ、再び
2015年に決勝の舞台でバルセロナを相手に敗れ、あと一歩のところで届かなかったビッグイヤーへの挑戦権を懸けた一戦が今夜幕を開ける。
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグ、ユベントスはホームでモナコを迎え撃つ。敵地スタッド・ルイⅡで行われた1stレグを2−0とパーフェクトな試合で締めくくったユベントスだが、ファイナル進出を前に、指揮官のマッシミリアーノ・アッレグリは記者会見の席で緊張感をより引き締るコメントチームに送った。
「我々はまだ決勝進出を決めたわけではない。サッカーにおいて、ひとつの試合の中で何が起こるかなんて誰もわからない。だからこそ、非常に高い集中力を保つ必要がある」
また、1stレグの2−0というリードについて問われた指揮官は、こう続けた。
「我々は少しだけリードを得ているが、モナコとの後半戦だということを念頭に気を緩めず試合に挑まなければならない。相手にプレッシャーを掛け続けるために、アグレッシブに戦う必要がある」
更に、多くのメディアが気にしているスターティングメンバーについては監督自身もまだ決めかねているようだ。
「ダニ・アウヴェスは、他の選手達と同様にいいコンディションの時期を過ごしている。それに、彼の経験は非常に重要だ。(クラウディオ)マルキージオ、(ミラレム)ピヤニッチ、(サミー)ケディラ、3人のうち2人が先発するだろう。それから、明日には(アンドレア)バルザーリとクアドラード、どちらを起用するか決めなくてはいけないね」
バルザーリとクアドラードのどちらがスタートから登場するかにより、フォーメーションと戦い方が変化すると考えられるが、これに関しては当初『La Gazzetta dello Sport』と『TUTTO SPORT』との間で予想が分かれていた。しかし、最終的には守備ラインにバルザーリを配したBBC(バルザーリ、ボヌッチ、キエッリーニ)の起用で両者が一致している。
LigaOlahraga最終ラインを3人で構成し守備に安定感を与え、攻撃の際に両ウイングバックが高い位置を維持する布陣はモナコ戦1stレグでも奏功し、相手が敷く4バックの守備陣形に対してサイドで数的優位を幾度となく作り出していた。アウヴェスのアシストから2得点が生まれたのも偶然ではないだろう。
イタリア国内で策士として名を挙げるアッレグリが、決勝進出を懸けたモナコとの2ndレグでどのような策を講じて挑むのか注目が集まる。
「1stレグの結果に価値はない。残る95分でカーディフ行きを決める」という会見の言葉どおり、ホームのユベントス・スタジアムでもスペクタクルな試合が期待できるだろう。2015年にわずかなところで手からこぼれ落ちたタイトル獲得に、また一歩近づこうとしている。
著者/Juventus Journal イタリア局 Norihito Miyagi
コメント
1点取られたのと、ケディラの怪我が気がかりですが、カーディフを決めたのでokですね。
アウヴェスは100点!1ゴール3アシストは流石の一言!この調子でカーディフでの輝いてほしい。
次はローマ戦ですね。引き分けでも良いので、アレッグリの戦略に期待です。その次には、コッパが待ってますからね。3冠に向けてどちらかと、いうとコッパの方を優先してほしいです。
このままなら、レアルでもアトレチコでも勝てると思います。
インテル以来の3冠を!
ブッフォンにビッグイヤーを!!
とにかく、信じて応援します。
みんな、笑顔で明日の朝を迎えましょう。
残る95分でってところところがいいですね。
守備的な3-4-3で入って、万が一追い付かれた場合に、クアドラードを入れて4-2-3-1に変更して、疲れているモナコに元気なクアドラードが、ぶっちぎて、。の方が良い気がします。モナコは延長まで考える余裕はありませんからね。
いよいよ明日の早朝ですね!まだ90分ありますが、今のユベントスなら、カーディフへのチケットを取れると思います。応援しましょう!