【JJパジェッレ】セリエA第29節 サンプドリア対ユベントス
著者:J-JOURNAL 編集部 オキナウェーゼ・宮城
モラタの2戦連発でユベントスが勝利! CLビジャレアル戦へ弾み
セリエA第29節が現地時間12日に行われ、ユベントスは敵地スタディオ・ルイジ・フェラーリスでサンプドリアと対戦。
アルバロ・モラタのドッピエッタを含む3得点で、勝ち点3獲得に成功している。
まず試合が動いたのは23分、カウンターの流れからフアン・クアドラードが右のハーフスペースを使いチャンスメイク。
サンプドリアのゴール前へ鋭いクロスを入れると、それが吉田麻也のオウンゴールを誘い幸先よく先制に成功する。
そして、続く34分には、またしても堅守速攻からチャンスが到来。マヌエル・ロカテッリがスペースに蹴ったボールを、この日先発出場したFWモイーズ・キーンが最前線で受け取り、粘り強く突破を図ってPKを獲得。
そのPKをモラタが豪快にゴール右隅へと突き刺し、リードを2点に広げた。
このリードを保ったまま迎えた72分、ユベントスにピンチが訪れる。アドリアン・ラビオがボックス内でハンドを取られてサンプドリアにPKを献上。
しかし、この試合で再三好セーブを見せていたGKヴォイチェフ・シュチェスニーが、アントニオ・カンドレーヴァとの駆け引きを制してPKをストップ。チームを窮地から救い出す。
それでも84分には、アブデルハミド・サビリのFKがモラタの背中に当たり、ディフレクとしたボールがビアンコネーリのゴールに吸い込まれ1点差に。
ところが、直後の88分にはユベントスにも決定機が訪れる。右サイドでボールを受けたロカテッリがクロスを送ると、ファーサイドで待ち構えていたモラタが頭でそれを押し込み追加点。
この3-1のゴールがサンプドリアの反撃の勢いを削ぎ落とし、試合はそのまま終了。ビアンコネーリは敵地で勝ち点3を得るとともに、ミッドウィークに行われるUEFAチャンピオンズリーグのビジャレアル戦2ndレグに向けて弾みを付けている。
【試合結果】
サンプドリア 1-3 ユベントス
【得点者】
23’ 吉田(OG)
34’ モラタ(PK)
84’ サビリ
88’ モラタ
ここからは、J-JOURNAL独自の視点によるパジェッレ(採点&寸評)を公開。ティフォージの皆さんは、この試合をどう見ましたか?
※平均点は【6】、満点は【10】。基本的には15分以上のプレーで採点
ユベントス 【7】
ヴラホヴィッチはベンチスタートとなったが、モラタとキーンがそれぞれの持ち味を発揮。23分に素早いカウンターから吉田麻也のオウンゴールを誘うと、34分にはキーンの粘り強い仕掛けがPKに繋がり、前半のうちに2点のリードを奪った。相手の反撃にはGKシュチェスニーが立ちはだかり、終了間際には失点したもののモラタのドッピエッタで勝利を確実のものにしている。
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