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「一方で、右サイドだとスペースに飛び込むタイミングが異なるんだ。スーペルコッパでも今日と同じように、右からボックス内に侵入してゴールを決めたよ」

「中には、彼のように右と左とでパフォーマンスが変わるプレイヤーがいる。それは、ピッチでの見え方が完全に変わるからだ」

「例えば私は、右ではプレーし難かった。メッザーラとしてプレーしていた時は、左の方が良かったよ。一方で、（クラウディオ・）マルキージオは、左でも右でも上手くプレーしていた」

「（ポール・）ポグバは左の方が良いし、（アルトゥーロ・）ビダルは右の方が良い。そして、（サミ・）ケディラは、左だと無駄骨ばかり折っていた」

「（アントニオ・）ノチェリーノにしてもそうだ。彼は、右で起用すると全く機能しなかったよ」

「ディバラとマッケニーは、二人とも攻撃的なプレイヤーだ。マッケニーはゴールを決めたし、何度も惜しいシュートを放った。彼は、プレーを締めくくるジョカトーレだからね」

「ただ、この2人を起用した場合、彼らが空けるスペースを守り、かつゲームを組み立てる二人のMFが必要となる」

「今夜は、アルトゥールと（ロドリゴ・）ベンタンクールを起用したが、ロドリゴはかなり献身的なプレーをしたよ。とはいえ、今夜チームはよくやったし、よく走ったね」

「アルトゥールには、プレーを組み立てる優れた能力があるが、チームが間延びすると、守ることは難しくなる。そのため、ベンタンクールに背後をカバーさせたんだ」

このように話すと、アドリアン・ラビオと交代するまで82分間プレーしたベンタンクールの特徴について説明した。