ユーベ、コッパ・イタリア決勝進出を決める
3冠達成への第1関門を突破
ユベントスは日本時間の4月6日に行われたコッパ・イタリア準決勝、2ndレグでナポリと対戦。2-3で敗れたものの、1stレグとの合計スコア5-4で決勝進出を決めた。
日曜日と違って序盤から積極的にゴールを狙うユベントス。この日も素早いパス回しでポゼッションを図るナポリ。互いの思惑が交錯した前半は深いタックルによるファウルが連発。両チームの選手がエキサイトして張り詰めた雰囲気の中、36分にFWゴンザロ・イグアイン(29)が狙い通りの先制点を挙げる。
ナポリも53分に1点を返すがその直後の58分、日曜日は完全に封じ込められていた点取り屋がまたもや鮮やかなゴラッソを叩き込み、スタディオ・サン・パオロの空気は凍り付いたかに思えた。だがナポリはそう簡単に試合を終わらせてくれない。
61分、ピッチに入ったばかりのFWドリス・メルテンス(29)がGKネト(26)のミスを漬けこんで再び同点とすると、67分には得意のグラウンダーのパス回しから最後はFWロレンツォ・インシーニェ(25)が決めて遂に逆転。それ以降は一方的にゲームを支配し、ナポリティフォージには活気が戻る。
ただそれでも冷静なアッレグリ監督は逃げ切りを図るべく着実に交代カードを切り、これ以上の失点を防いで試合を終わらせた。
その指揮官は試合後、
「この試合は敗れたが、我々の目標であったファイナル進出を達成することができた。チームのパフォーマンスに満足しており、何の心配もしていない」
「今日は全員がインテンシティを高い状態に保ち、戦術面でもレベルの高さを示した。まさに今日(3冠へ向けて)我々の大いなる挑戦が始まった」
とコメント、チームの完成度に手応えを感じているようだ。
ナポリとの2連戦で見事にハードルをクリアしたユベントス。これで来週の欧州チャンピオンズリーグ準決勝、1stレグのバルセロナ戦に向けて自信を持って臨めそうだ。