アッレグリ「コッパ・イタリアのナポリ戦はより重要なゲームに」
完全アウェイの中、勝ち点1を分け合う
ユベントスは今節、アウェイでのナポリ戦で1-1のドローに終わった。
この一戦、ナポリのあるカンパニア州の住民とナポリのサポータークラブ会員しかチケットを購入できず、ユベントスにとっては”完全アウェイ”という状況でサンパオロに乗り込んだ。また前線でコンディションが万全でないメンバーを抱えており、MFマリオ・レミナ(23)を右サイドに配置するなど急造フォーメーションで臨んだが予想通り苦戦を強いられることになる。
ユベントスがポゼッションするたびに痛烈なブーイングを浴びせるナポリティフォージだったが、そのティフォージを黙らせたのは開始早々7分に生まれたMFサミ・ケディラ(30)の先制ゴールだった。
しかし徐々にホームチームのポゼッションする時間が増え、ユベントスは自陣深い位置での守備を強いられる。前半こそ何とか無失点で凌いだが、後半には何度も危険な場面を作らされると遂に70分、その決壊の時を迎える。グラウンダーの素早いパス交換でバイタルエリアを攻略されると最後はMFマレク・ハムシク(29)にネットを揺らされた。
その後も終始ペースを握られたユベントスだったが、何とか最低限の結果である勝ち点1をつかんだ。
「難しい一戦になることは分かっていた。確かに今晩の我々のパフォーマンスはベストでなかったが、その中で選手はよくやった。このようなゲームで勝ち点を拾うこともスクデット獲得へ向けて大きな足がかりとなる」
「リーグ戦ではまだホームで4試合、アウェイでも(ローマ戦も含めて)4試合残っており、まだまだ勝ち点を積み重ねる必要がある。ただ3日後に再びナポリ戦が控えている。今はそのナポリ戦に向けて集中を高め落ち着きを取り戻さなければならない」
とコメントを残したアッレグリ監督。この一戦を”恥ずべき結果”とは感じておらず、既に視線はコッパ・イタリア準決勝、2ndレグへ向いている。