【JJパジェッレ】CLグループステージ第5節 チェルシー対ユベントス
著者:J-JOURNAL 編集部 オキナウェーゼ・宮城
チェルシーの破壊力に屈し4失点…チーム力の差は歴然
UEFAチャンピオンズリーグのグループステージ第5節が現地時間23日に行われ、ユベントスは敵地でチェルシーと対戦。
前回はホームで虎の子の1点を守り切り勝利を手にしたものの、スタンフォード・ブリッジでは全く別の結果となった。
ビアンコネーリは得意とする堅守速攻を狙い、最終ラインを低い位置に設定。チェルシーの攻撃を迎え撃つ。
しかし、序盤こそ一進一退の攻防を繰り広げるも、徐々にペースを握られて失速。25分にはCKからトレヴォ・チャロバーに押し込まれ、最初の失点を喫した。
だが、直後にユベントスも反撃に出る。アルバロ・モラタがDFラインの裏に抜け出し、マヌエル・ロカテッリのループパスを引き出す。
ボールを受けたモラタは飛び出してきたGKの頭上を越すループシュートを放つも、ゴールラインぎりぎりのところでチアゴ・シウバにクリアされ得点とはならなかった。
1点ビハインドで試合を折り返したビアンコネーリだったが、後半はチェルシーのプレスに捕まる。
中盤でボールを失う機会が増え、55分についに2失点目。リース・ジェイムズに強烈なシュートをねじ込まれ、リードを広げられてしまった。
その後も相手の勢いは止まらず、58分にはエリア内でボールを繋がれ最後はカラム・ハドソン=オドイに押し込まれて3点目。
さらに95分には、ディモ・ヴェルナーにダメ押しの4点目を決められて試合は終了。前年度王者にチーム力の大きな差を見せつけられた。
【試合結果】
チェルシー 4-0 ユベントス
【得点者】
25’ チャロバー
55’ リース・ジャイムズ
58’ ハドソン=オドイ
90’+5’ ヴェルナー
ここからは、J-JOURNAL独自の視点によるパジェッレ(採点&寸評)を公開。ティフォージの皆さんは、この試合をどう見ましたか?
※平均点は【6】、満点は【10】。基本的には15分以上のプレーで採点
ユベントス 【4.5】
勝利したホームゲームと同様に、堅守速攻を狙ったプランを採用。しかし、スタンフォード・ブリッジのチェルシーは、まるで違うチームだった。低い位置に最終ラインを設定し臨戦態勢をとるも、サイドを攻略されて失点。ビルドアップでのミスが多く、今季の「プレミア最小失点チーム」のプレッシングに晒された。唯一のチャンスといえば、ライン際でクリアされたモラタのループシュートぐらいか…。首位陥落も致し方ない。敵地で前年度王者の牙城を崩すのは、限りなく「インポッシービレ(不可能な)」ミッションだった。
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