【JJパジェッレ】セリエA第13節 ラツィオ対ユベントス
著者:J-JOURNAL 編集部 オキナウェーゼ・宮城
ボヌッチのPK弾2発でラツィオを粉砕! ユベントスが“新旧指揮官対決”を制す
セリエAの第13節が現地時間20日に行われ、ユベントスは敵地スタディオ・オリンピコでラツィオと対戦。
マウリツィオ・サッリ率いるチームがショートパスを繋いでポゼッションを高める中、ビアンコネーリは堅守と縦に速いカルチョで対抗し、2つのPKを決めて、2-0で試合を制した。
フェデリコ・キエーザとアルバロ・モラタをトップに配置した、3-5-2の布陣でスタートしたユベントス。
ところが、試合開始わずか11分で、このシステムでキーとなるダニーロが負傷。ラツィオに攻勢をかけられる中で、アクシンデントに見舞われる。
このピンチにマッシミリアーノ・アッレグリ監督は、ダニーロをデヤン・クルゼフスキに変えてシステムを4-3-3へと変更。その采配が功をそうする。
重心を下げてラツィオの攻撃を抑えながら、虎視淡々と隙を狙うビアンコネーリは20分、ペナルティエリア内でモラタが相手のMFダニーロ・カタルディに倒され、VARの介入によりPKを獲得。
それをレオナルド・ボヌッチが冷静に決めて、苦しい中で先制点を奪った。その後もラツィオがボールを支配し、ユベントスが守るという構図は変わらず、試合は後半戦へ。
そして、相手の攻撃を凌いできたビアンコネーリに再びチャンスが訪れたのは81分、自陣のペナルティエリア手前でボールを奪いカウンター。
デヤン・クルゼフスキが、左サイドでフリーとなっていたキエーザにロングボールを送ると、背番号「22」がサイドを独走する。
キエーザは飛び出してきたGKペペ・レイナをかわしボックス内に侵入。最後は戻ってきたレイナに倒されて、この試合2度目のPKを獲得した。
そのPKを再びボヌッチが落ち着いて右隅に蹴り込み2点差に。その後も堅守を貫いたユベントスが、2-0で勝ち点3を奪取している。
【試合結果】
ラツィオ 0-2 ユベントス
【得点者】
23’ ボヌッチ(PK)
83’ ボヌッチ(PK)
ここからは、J-JOURNAL独自の視点によるパジェッレ(採点&寸評)を公開。ティフォージの皆さんは、この試合をどう見ましたか?
※平均点は【6】、満点は【10】。基本的には15分以上のプレーで採点
ユベントス 【7】
やはり「アッレグリ・ユベントス」の真骨頂は堅守速攻型か。ラツィオペースで試合が進行する中、自陣で守備ブロックを形成し、虎視眈々と反撃の機会をうかがっていた。そして前半にモラタ、後半にはキエーザがPKを獲得。それを沈めたのがCBボヌッチというのも興味深い。攻撃陣にゴールが生まれなかったとはいえ、ある意味チーム全体で得た勝ち点3だ。
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