ユベントスの1月のマーケット中間査定
アメリカ人ジャーナリストデイヴィッド・バレーノ氏がユベントスの補強戦略を徹底分析
1月の移籍市場も折り返しに差し掛かっている。
ユベントスのジュゼッペ・マロッタGMは大きく方針転換しているようだ。ここ3年間彼をはじめとするフロントの堅実な補強戦略は見事に嵌っていたように感じていたが、今シーズンはそれまでの補強戦略と一線を画している。
今シーズン開幕前にMFポール・ポグバ(23)が退団、PSGからMFブレーズ・マテュイディ(29)の獲得が失敗に終わり、更にゼニトのMFアクセル・ヴィツェル(28)は夏の移籍市場閉鎖ギリギリでクラブ間交渉が破談になった上、ユベントスへの加入を望んでいた本人がこの冬にファビオ・カンナバーロの待つ中国1部天津権健への移籍を決断。これによって中盤のクオリティは著しく低下し、マッシミリアーノ・アッレグリ監督は限られた戦力でのやり繰りを強いられている。
昨夏ローマからやって来たMFミラレム・ピャニッチ(26)は精度の高いパスやポジショニング能力などによって違いを生み出し、中盤のクオリティを補うことができると期待していた。しかしMFクラウディオ・マルキージオ(30)が約半年ぶりに左膝前十字靭帯から復帰した今でも、個人能力による局面打開力を兼ね備えていたヴィダルやポグバの穴を埋め切れていない印象だ。
MFエルナネス(31)は安定感に欠け、MFマリオ・レミナ(23)はアフリカ・ネーションズ・カップ(ANC)で1か月ほど離脱する。今のチームに必要としている中盤の選手をこの冬の移籍市場で見つけることに苦戦しているマロッタGMの姿はより明確に見てとれる。
www.meridiano.com.veジェノアからMFトーマス・リンコン(28)を獲得したことによってマロッタGMに向けられている懐疑的な目線を一時的に反らすことはできる。ただ、それは彼自身が”中盤で抱える根本的な問題”を解決するのではなく、むしろその問題から目を背けているようにも感じる。
PSGのマテュイディ、そしてゼニトから中国へ行ったヴィツェルの獲得失敗を踏まえると、結果論ではあるが未だに今シーズン開幕前MFロベルト・ペレイラ(26)のワトフォードへの売却は決して最良の決断ではなかったように感じる。
その一方で、最終ラインの選手層に厚みを持たせる補強戦略ではここまでほぼ抜け目がない。
DFメディ・ベナティア(29)はレミナと同様ANCによるチームからの離脱を強いられ、SBダニエウ・アウヴェス(33)とSBアレックス・サンドロ(25)は怪我で離脱中だ。更にSBパトリス・エヴラ(34)はこの冬での退団が現実味を帯びつつある。そのため3年間コンテ監督のもとでLWBのポジションでスタメンをはっていたMFクワドォー・アサモア(28)が当面サンドロの穴を埋める形でLSBやLWBで起用されている。そのアサモアはANCでのガーナ代表を辞退して1月もチームに残っており、クラブへの忠誠心を示した形だ。
またボスニア人のSBセアド・コラシナツ(23)をシャルケから獲得する噂がここ最近になって挙がっており、エヴラのこの冬でのイングランド帰還の可能性が高くなっている。
今冬ここまでの若手への先行投資は順調だ。セリエAの将来有望株であるCBマッティア・カルダーラ(21)をアタランタから来シーズン終了後に移籍金1500万ユーロ+出来高ボーナスで獲得することで合意(正式には17-18シーズン終了までアタランタへレンタル)、更にアスコリ・ピッキオからWGリッカルド・オルソリーニ(19)を移籍金550万ユーロ+ボーナス450万ユーロでの獲得が決定的だ(あとはサインを待つのみ、こちらは今シーズン終了までアスコリへレンタル)。
新加入の選手について質問される時、クラブ幹部は決まって「(国内外のタイトルを獲得できるだけの)メンバーを揃えるために獲得した」と答える。しかし、今シーズン開幕前の移籍市場で獲得したアウヴェス、ベナティア、ピャニッチ、そしてゴンザロ・イグアインはここまでチームに大きく貢献しているとは決して言えないだろう。1月の移籍市場が閉まるまでにチームの現状、そしてチームのクオリティを高めるための補強戦略を問いただす必要がある。
確かに1月の移籍市場では大半の大物選手は移籍しない。しかし、昨年の8月の移籍市場でポグバやヴィダルのような個人能力による局面打開力の穴を埋めきれない状態でメンバーを揃えたのも事実だ。移籍市場閉鎖まで残り2週間のフロントの動きによってチャンピオンズリーグでの結果が左右されると言ってもおかしくない。9000万ユーロという大金をつぎ込んでイグアインを獲得したように、中盤のクオリティを高める大物選手を高額な移籍金で獲得することを厭わないだろう。
コメント
以前にも書いたのですが、メンバー的に4-3-2-1がいいんじゃないかなと思います。4バックをするにはDF陣の高齢化とサイドバックの層の薄さが気になりますが…。
ピアッツァは少ない時間で輝きを見せています。CLが再開される際に下位のチームとの対戦でピアッツァを使いイタリアサッカーに順応させるとともにディバラに競争意識をもたせればお互いが伸びていくんじゃないかなと思います。仕方ないことですが、ディバラが負傷中にピアッツァも負傷していたのが出場機会を失ってしまいましたね。アッレグリ監督も後半戦での期待の選手にピアッツァの名前を挙げていましたし。
クロアチアは昨年のユーロでは残念な結果でしたが、W杯予選、ユーロ予選を他の旧ユーゴ諸国と比較しコンスタントに勝ち抜くので凄い国だと思います。
オルソリーニの獲得はベラルディの買い戻しは考えていないのでしょうかね。ベラルディは性格に問題ありらしいですが…。カルダラは間違いなくバルザーリの引退を来年と見越していると思いますが。キエーボの18歳のGKを狙っていると話もありますし、中盤にはマンドラゴラ、ベンタクールと二人の若手をキープしてるので、今年、来年で大幅な入れ替えがあると思われるので、その時は結果が出ないときも忍耐強く待つことになると思います。
長文失礼しました。
昨日ピアニッチ使わないのって筋肉系のトラブルによりリスクさけるためだったのか。昨日でいい発見はピアッツァのドリブルですね。みなさんの評価が高い。ベルナデスキかなりブレイクしてるなあー。あと戻ってきたベラルディも2アシストさっそくポリタノも帰ってきた。サッスオロも侮れない。カリニッチ、ペリシッチのクロアチア代表もユーロでスペインからgoalきめてたっけ。
要注意だねこの二人は
久々の3-5-2だったけど、どうかな。ピアニッチをトップ下に置く4-3-1-2のほうが今はいいと思う。(ピアニッチが不在のときは別だけど)
ディバラはまだ本調子じゃないね、ボールロストも多かったし、不用意なパスミスも散見されたし。
ピアニッチ、ディバラの違いを作り出せる両選手が活きない限り、国内リーグはともかくCLは厳しいと思う。
敗戦だったけど、久々にリーグ戦出場のピアツァが何となく可能性を感じさせてくれるプレーを見せてくれたのが唯一の収穫かな。
今日の試合を見ました。
私的には、悪いは悪かったのですがちょっと変えれば相当良くなると思います。
1つ目は、ピッチャの使い方。あのまたぎは、凄い。スタメンで使うべきだと思います。
2つ目は、BBCの使い方。ボヌッチ、キエッリーニ、バルザッリ皆、怪我明けでコンディションがいまいち。ブッフォンは孤軍奮闘してましたが、。ですね。ルガーニの使って休ませたいですね。
3つ目は、フォーメーション今日の3-5-2より4-3-1-2。私的には、4-3-2-1が良いと思います。3はマルキージオ、リンコンもしくはストラーロ、ケディラ
2はディバラ、ピッチャ、ピアニッチ
1はイグアイン、マンジュキィチ
グアドラードはジョーカーとして使いたいですね。
あとは、もう試合をするしかないですよ!ピアニッチとイグアイン、ディバラの連携。ディバラ、イグアインの連携。ディバラ、マルキージオ、BBCのコンディションを上げるには実践あるのみ、だと思います。
なんだかんだ言っても、ローマと勝ち点1差ですから気を引き締めてほしいです。スクデット6連覇は最低ラインですかね。CLは最低でもベスト4お願いします。それには、今よりも数段レベルアップしないといけないのでアレッグリと選手に期待したいです。ラツィオ、ミランと難しい相手なので勝って勢いに乗りたいですね。
全然よくなかった。せめて引き分けで終りたい、この敗戦は痛い。この前ナポリから三点とる攻撃陣ヴィオラ恐るべしイグアインいいんだけどディバラがよくない怪我あけでコンディションまだ戻ってなさそう。次の試合まで一週間あるのでそれが幸い
かなりまずいですね。いい攻撃ができてないし、ヴィオラあたりにおしこまれてたらCL戦ではもっと厳しくなるし交替もドリブルの仕掛けとマンジュたしただけで完全に読まれていた。コッパのミラン戦もあるしスソから仕掛けて始まるみたいなぁ十八番の攻撃がないんだよなぁ今のユーべはディバラがだめだとチームだめ
ハメス取れたら最高でしょうけど、冬は難しそうですよね…
欲を言えば全盛期のセードルフ的な選手が獲れれば最高かな。
ピャニッチはトップ下じゃ活きない!
とりあえず中盤がまともにつなげてない
それを我慢しても守備まで崩壊しているのだからCLを云々するのがジョークでしかない
ハメスが運動量や守備意識ないとしてもまともな展開力と創造性あるなら今の中盤よりマシ
中盤は数も質も足りない
あといくら予算残ってるんだろう
大きな補強は今夏になりそうですね。今冬は、コラシナツを取れれば良い方ですかね、。
今夏は、文中にもあったように個人能力で局面打開力出来る選手がほしいですね。(中盤の選手)去年は、ディバラとポグバ。一昨年は、テベスとビタルとポグバが居ましたが、今年はディバラしか居ません。私的には、ハメスなんかが良いと思うのですが、ユベントスに合うのか?値段の問題があって難しいと思うので、もうちょっとグアドラード、ピッチャが活きる方法を探してほしいですね。二人とも局面打開出来る選手なので。
その前に、アレッグリの去就を決めてほしいです。変わるならそれなりの補強になりそうですし、続投ならアレッグリ好みの補強になりそうですね。まだ、今シーズン終わっていませんが早くも来シーズンが楽しみです。
長文失礼しました。
ハメスいいと思います。来年にとりたいレアルもそのお金でデルアリあたりとれればありそう。ハメスはとれればとったほうがいい絶対。マンユー、チェルシーあたりもわりこんできそうだけど